ソーン


(登場:2, 3, 4, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 13, 15, 16, 18, 19, 21

プロフィール:

 テュータルス派マギ。フォッソルの事実上の首班格である。油断のならない策士で、幅広い術法修得とも相まって、実にそつのない動きをみせる。

 そんな彼の悩みは師匠であるゲルマニクスのこと。祖師テュータルスと愛弟子ハリステによって形成されて以来、流派には『最愛のライバル』という美風(?)が受け継がれてきた。ゲルマニクスはその熱烈な信奉者なのである。決して悪意からではないにせよ、しばしばソーンを巻きこんで騒動を引き起こす。

 フォッソル設立にあたってもゲルマニクスはかなり渋った。弟子が逃げるのを嫌ったのだ。そこでソーンはある話を持ちかけた。自分が新しいコヴナントの資源を掌握してみせる、そして横領してあなたと分けよう、と。実利というよりそのスリルに興をおぼえたゲルマニクスは、やってみるがいいとソーンを送り出してくれたのだった。

プレイヤー:もりあみ氏

SGから一言:

 ちょっと三枚目入った策士ということで、みんなのムードメーカーです。浮世離れした他の面々をファレルが引っ張り、その行動の穴をソーンがフォローしていくといった具合でしょうか。口八丁手八丁で、とても【交渉】−1とは思えません(笑)

 師匠のことはあきらめてください。あんな人ですので…。それにソーンも他人のこと言えないでしょ? ともかく、シナリオが作りやすくてSGは大助かりです。


A.D.1234年秋現在

特性値:

【知性】+2、【知覚】+1、【魅力】+0、【交渉】−1
【筋力】+0、【体力】+2、【器用】+2、【反応】+1

美点と欠点:

《天稟》、《確固たる自信》《神秘の血脈:オデュッセウス》《独自の発動法》《静かな魔法》《射抜く眼差し》《頭脳明晰》《鼓舞》《埋もれた魔力》《読書家》《真の友:使い魔のカッコウ》(使い魔呪付による)

《状況の制限:独特の髪とヒゲがないと使えない》《発動条件:手を叩く》《呪付が苦手》《楽天的》《自信過剰》《困らせる師匠》《ウィースの支払い義務》第8話で解消

技能:

〈魔術団知識〉2、〈ラテン語〉5、〈プロヴァンス語〉4、〈ギリシャ語〉2、〈アラビア語〉1、〈職能:写本〉3、〈自由学科〉3、〈哲学〉1、〈魔術理論〉5、〈パルマ・マギカ〉4、〈突破〉4、〈詐術〉5、〈策略〉3、〈取引〉1、〈指揮〉1、〈地獄界知識〉3、〈地域知識:プロヴァンス〉2、〈ヘルメス法〉2

術法:

Creo:11、Intellego:13、Muto:11、Perdo:2、Rego:11

Animal:12、Aquam:2、Auram:2、Corpus:5、Herbam:2

Ignem:0、Imaginem:6、Mentem:11、Terram:4、Vim:12

魔術師の証:

半径2m以内に存在するものに一瞬かゆみを与える。植物でも何でも。

呪文:

“尋常ならざる大きさの獣”(MuAn15)

“迫り来る奔流の撃破”(ReAq10)

“怒れる波の混沌”(ReAq30)

“一歩先も見えない霧よ”(ReAu5)

付近の霧を凝集させて濃霧となす。(基本2、+1接触、+2集団)

“植物鉄化”(MuHe(Te)20)

“火の跳躍”(ReIg10)

“熱炎除けの結界”(ReIg25)

“まどろみの誘い”(ReMe10)

“鈍き意志の混濁”(ReMe15)

“ミダス王の手”(CrTe20)

“獣の精髄収拾”(ReVi15)

また、《神秘の血脈》で得た特殊能力は、ReMe20“正しき権威の霊威”(突破力10)。

使い魔:

人の言葉を喋るカッコウ。ザマス言葉の未亡人で、第10話でフォッソルに子連れで転がりこんできて以来の縁。通称マダム。

金綬+1・銀綬+1・銅綬+3

【知性】+0、〈魔術理論〉1

戦闘:

ナイフ:INIT +1、ATK +3、DFN +1、DAM +2

吸収値:5(【体力】2+銅綬3)

耐久度:軽傷(-1:1〜5), 中傷(-3:6〜10), 重傷(-5:11〜15), 危篤(行動不能:16〜20), 死亡(21以上)

その他:

男性、41歳(外見36歳)、自信:2(7)、サイズ:0、ENC:0

性格:忠実(使い魔のカッコウ)+3

歪曲:1(6)

延命儀式:+9

第7話に、冬の女王の恩寵で、髪が雪の白銀色になった(老化判定と自然抵抗に+1ボーナス)。

"豹の宿り"

MuTe25“彫像を動物へ”のかかった青銅製の豹の小像で、合い言葉"最愛のライバルは永遠なり"を唱えると、そのままの大きさで本物の豹に変身する。合い言葉を与えた人間の指示に従う。命じればまた像に戻る。

作成者:ゲルマニクス

下級魔導器"縛りのメダル"

銀製で、縛られたアンドロメダが浮き彫りされている。ネックを持って像を右にひねると、行使者の周囲にいる一群の者たちは金縛りにかかってしまう(本人は無事)。左にひねるとこの効果を解除できる。ReCo32、R:接触,D:直径,T:群。一日三回。(基本10、+1 接触、+1 直径、+2 群、+2L 回数)

作成者:ゲルマニクス(第4話でもらった)

下級魔導器"バッカスの枝"

青々と茂る月桂樹の枝に自分で呪付した。この枝を人間に向けて振ると、血中アルコール濃度がわずかに上昇し、対象はほろ酔い加減になる。MuAq(Co)15、R:声,D:太陽,T:部分。一日一回。(基本2、+2 声、+2 太陽、+1 部分)

作成者:ソーン

"翔る太陽の指輪"

内側の表面に奇妙な文字と紋章が刻まれた銅の指輪。この指輪を填め、陽光の中で差し上げて、「ジャマビム」と唱えると、時速50マイルまでの速度で飛行することができる。ただし、飛ぶことができるのは、陽光に照らされている時だけで、雲の下を飛べばたちまち高度を失って落下する。ReCo30、R:接触,D:太陽,T:個。一日一回。(基本15、+1 接触、+2 太陽)

作成者:不明。ムーア人の魔術師と思われる。
(第6話でヴェゼイ村に住む十字軍帰りの老兵ジョフレから盗んだ)

下級魔導器"雪の宝珠"

半透明な八面体の結晶。青みがかった白で、大きさは大人の握り拳くらい。柳の簡素な輪が台座のように填めてある。地平線に至るまでの範囲に、雪を降らす雲を創り出す。CrAu34(基本2, +3 視野, +2 太陽, +2 集団, +1 サイズ, +1L 回数, +3L 環境発動:日の出/日没)

作成者:ゲルマニクス
(第7話で冬の女王から回収した)

下級魔導器"留めの鏡"

11話でキャペとエリゼの結婚写真(笑)を撮るために作成した。鏡に映った光景を、呪文詠唱時のまま固定する。MuIm14、R:接触,D:太陽,T:個。一日二回。環境起動:日の出or日没。(基本1、+1 接触、+2 太陽、+2 精度、+1L 回数、+3L 環境起動)

作成者:ソーン

秘薬"アントラーズ"

鹿の枝角の粉末を精製した強壮剤。服用した人間は、一時的に【体力】が1点上昇する(±0が上限)。CrCo45、R:接触,D:太陽,T:個。(基本30、+1 接触、+2 太陽)。12話でセベリノが1服使用し、残りは1服。

作成者:ソーン

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