リノア


(登場:1, 2, 7, 12, 13, 14, 15, 17, 18)

プロフィール:

 ボニサグス派マギ……のはずなのだが、流派にあるまじき落ちこぼれの劣等生である。さぞかし針のむしろだったろうが、その明るく暢気な性格は曲がらなかった。いくら失敗を重ねてもめげないその様子に、周囲のまなざしも自ずから変わってきたという。

 セクシーダイナマイツバディのリノアだが、一緒に暮らすうちにフォッソルの面々は奇妙なことに気づいた。長寿薬を摂ったわけでもないのに、彼女は全く年をとらないのだ。韜晦する師匠バルタザールも、同じコヴナントで徒弟年季を見守っていたフローリアも、ことこれに関しては言を左右にして語らない。リノア自身には、生まれてからここまで成長してきた記憶はちゃんとあるのだが……。

プレイヤー:てんこ女史

SGから一言:

 第7話で参加者全員を唖然とさせ、そして爆笑の渦に巻き込んだあの言動は……ううむ、相当なちゃっかり者のようです。雑草魂でたくましく生き抜いてください。

 不老については、ルール的な扱いはしていません。プレイヤーがお仕事の都合から思うように出席できないだけに、出られたときくらい中央に持ってきたいなという意図による、純粋なストーリー上の要請です。どのみちまだ老化ロールまで間がありますし、真相次第では老化よりもっとひどい目に遭うかもしれませんから(笑)、他のプレイヤー諸兄姉も許してくれるでしょう。 →五版になって美点に《不老》ができましたので、コンバートの際にそちらを取りました。


A.D.1230年冬現在

特性値:

【知性】+2、【知覚】+1、【魅力】+3、【交渉】+2
【筋力】+0、【体力】+2、【器用】−3、【反応】−1

美点と欠点:

《天稟》、《強化:魔術理論》《穏和な天稟》《ヘルメスの威光》《得意な状況:嵐の中》《不老》《埋もれた魔力》《恵まれた幼少期》《実物の研究》《素質:Aquam》

《困らせる師匠》《楽天的》《劣等生》《定式呪文が苦手》《乗り物酔い》《幻視》

技能:

〈魔術団知識〉3、〈ラテン語〉5、〈プロヴァンス語〉4、〈職能:写本〉5、〈魔術理論〉6(+2)、〈パルマ・マギカ〉3、〈突破〉1、〈呪文操作〉1、〈集中力〉2、〈認識〉1、〈魅惑〉3、〈取引〉1、〈動物の扱い〉2、〈医学〉4、〈自由学科〉1、〈哲学〉1、〈魔法界知識〉1、〈エニグマ〉1

術法:

Creo:8、Intellego:3、Muto:2、Perdo:3、Rego:11

Animal:9、Aquam:12、Auram:6、Corpus:7、Herbam:4

Ignem:4、Imaginem:4、Mentem:8、Terram:3、Vim:7

魔術師の証:

瞳が紫に変わる。

呪文:

“優しい獣”(ReAn25)

“気ままなる獣の支配”(ReAn25)

“幻獣除けの結界”(ReAn25)

“水と死の肺”(CrAq(Co)15)

対象の肺の中に水を創造する。中傷扱い。(基本2, +2声, +1陽径, +2制約術法による強化)

“治療師の手”(CrCo20)

“リスティック・ルック(仮)”(InCo10)

相手の【筋力】【体力】【器用】【反応】を看てとる。(基本5, +1 視線)

“絡みつく蔓の罠”(CrHe15)

“正しき権威の霊威”(ReMe20)

“Mentemの呪糸ほどき”(PeVi20)

レベルが[30+ストレスダイス]より低いMentem魔法を解除する。(基本10, +2 声)

戦闘:

回避:INIT −1、ATK なし、DFN −1、DAM +0

吸収値:0

耐久度:軽傷(-1:1〜5), 中傷(-3:6〜10), 重傷(-5:11〜15), 危篤(行動不能:16〜20), 死亡(21以上)

その他:

女性、32歳(外見25歳)、自信:3(1)、サイズ:0、ENC:0

評判:「名門ボニサグス派の出・3・魔術団」

性格:「のんき +3」

歪曲:0(4)

"嘘が分かる秘薬"

服用者および服用者と視線を合わせている人間を対象とする。口に出した言葉が嘘だったら、対象は言葉と一緒に冷たく白い霧を吐き出すことになる。この霧は誰にでも見える。月が満ちかけするまで持続する。(効果対象が服用者だけでないのは実験の影響である)。

薬包紙に包まれた青い粉末で、水に溶いて服用する。ソーダ水のような炭酸の味がした。

作成者:バルタザール(第2話でもらった)

下級魔導器"生きてるホウキ"

樫の木の枝を束ねて作った箒。ひとりでに動き回って部屋を掃除してくれる。ReHe 20、R:自身,D:太陽,T:個。1日1回。 (基本3、+2 太陽、+3 自動制御)

作成者:リノア

充填品"メガフラム"

ルビーの粉末に魔力を練りこんで固めた爆弾。投げつけるなどして衝撃が加わると爆発し、+20ダメージを与える。投げて命中したかどうかは、【知覚】+〈投擲武器〉で判定。CrIg 20、R:接触,D:一瞬,T:個。 (基本15、+1 接触)  リノアはこれを2発保有している。

作成者:リノア

充填品"ほうれんそう"

200年前に東方から伝わったホウレンソウを魔力に浸したもの。食べると一月のあいだ、治癒判定に+9のボーナス。CrCo20、R:接触,D:月,T:個。(基本4、+1 接触、+3 月)
ただし、実験の副作用で、食べると身体の色がランダムに変化してしまう。リノアはこれを3食分もっている。

作成者:リノア

充填品"空飛ぶ薬"

身体に塗って空を飛ぶ、昔ながらの飛行薬。ReCo 35、R:接触,D:太陽,T:個。(基本 15, +1 接触、+2 太陽)。 2服作ったが14話ですべて消費済み。

作成者:リノア

 他に、"フォンス・アルトゥス"のダミアヌス研究室でみつけた品をいくつか所有(第8話で法的な相続権が認められた)。未調査のため、いずれも詳細は不明。

  • くすんだ灰色をした布(50cm四方くらい)。しなやかながら、ふわふわとした手触りがある。目立たない品だが魔力が感じられた。
    →1223年冬に、研究室で調査して機能判明。
    "断熱の布"。石綿と柳の繊維をそれぞれ極細の糸として、魔力を溶かしこみつつ織った布。熱と冷気を遮断する(吸収値+20扱い)。ReIg30、R:自身,D:直径,T:小。常動。
    →1224年春に、Rego指導の謝礼として師匠バルタザールに献上した。
  • 上げ蓋式の大理石の小箱。表面には「愛する娘リノアへ」と刻まれている。蓋を開けると、赤い羅紗布が敷き詰められており、純白の杯が入っていた。
    →ざっと調べて正体判明。「内部に創造」の錬金ウィース(5ポーン分)だった。
  • 純白の骨か何かから削りだし、鉛の台座をつけた杯。片手に収まるくらいの小ぶりな品。強力な魔力が感じられる。

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