「地位」分類の欠点(小)
《焼き印持ちの罪人/Branded Criminal》
内容:
刑罰として頬に焼き印を押されています。
第四版からの変化:
《富裕》の禁止と戦闘技能の取得資格が加わりました。コストは据え置き。
コメント:
前科者に対する排斥は昔から峻烈だったようです。アルス・マギカより数世紀後になりますが、『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャンとか『三銃士』のミレディとか…。特に後者は「烙印を見られた=築いた立場が危うい」ということで、見た相手を消そうとまでしていますよね。最近でもメーガン法の話がありますが。
《追放者/Outcast》
内容:
何らかの理由で、社会から拒絶されています。《富裕》不可。
第四版からの変化:
装備の制限が《富裕》の禁止に変わりました。他は同じ。
コメント:
《賢人》の鏡像で、社会に受容されていないケースを担当します。それに加えて《畸形/Disfigured》や《野育ち/Feral
Upbringing》といったところでしょうか。受容されない原因がキャラ立ての一つのポイントになります。
また、本文には「コヴナントに属しているわけではない」とありますが、本式にグロッグやコーンソルスになるのでなく、客分や駆け込み寺としてコヴナントに身を寄せているキャラクターというのもあっていいんではないかと、個人的には思います。たとえば落ち武者とか亡国の姫君とか(オプション装備:守り役のじい・お家再興の宿願)。
《無法者の長/Outlaw Leader》
内容:
数人の無法者を取り仕切っています。戦闘技能を取得可能。また地方の評判「無法者」を3レベルで持ちます。グロッグは取得不可。
第四版からの変化:
ルールの変化に合わせて、戦闘技能の取得資格が補われました。コストは+2から+1に微減。
コメント:
一番の好例は誰あろう、シャーウッドの森のロビン・フッドでしょう。そして《まことの愛:マリアン》とか《宿敵:ノッティンガムの代官》とか取るわけですね。(特に《宿敵/Enemies》は外せません。ルパンにはガニマール、その三代目には銭形、モリアーティにはホームズ、デスラーにはヤマトが必要なのです!)
一般社会とは違った仁義で動くでしょうから、そういった面でマギとも手を結びやすいと思います。ピンチに陥っているところに駆けつけたりすると恰好いいかも。
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