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ArM100100目次

【SG】
第二回セッションを開始します

セシア

【SG】
1285年春の季節行動を宣言してください。
セシアの属する"カストラ"では、許可手続きが必要なかわりに、優れた研究設備でボーナスがつきます。
【セシア】
まず研究書巻の許可申請を行いたいと思います
ArS1+4>=9 (【交渉】1, 〈策略〉3(専門))
ArsMagica (1R10+4[1]>=9) → 5+4 → 9 → 成功
ではプレゼンの結果、許可がおりたのでそのルートで。

Intellego Aquam(識る/水を)30レベル "噴水の囁き"
水域(自然/人工問わず)と会話する。(基本20, +1接触, +1集中)

【セシア】
●定式呪文習得
「InAq30"噴水の囁き"」カストラ研究書巻より
基本25(【知性】3, 〈魔術理論〉4, In8, Aq7, オーラ3) 研究室4(すべて+4)美点6(研究書巻あり)
研究値35-30=5
研究書巻により一季で呪文を習得完了

ガスパルス

【ガスパルス】
PeVi15"Mentemの呪糸ほどき"を、研究書巻を利用して修得します

Perdo Vim(滅す/魔力を)15レベル "Mentemの呪糸ほどき"
[25+ストレスダイス]レベル以下のMentem呪文を解除する。(基本効果, +2声)

【ガスパルス】
知性2+魔術理論5+Pe6+Vi7=20
【SG】
研究書巻ありでレベルを超えていますので、1季節で習得完了です。

舞台裏では……
【セシア】
仔狸対策でヤンスかポンポコリン
【ガスパルス】
それもあるw
【セシア】
アレなお弟子を持つと大変ですねえキシシッ
【ガスパルス】
お前のアレだろうにw

マトラ

【MATRA】
呪付物を製作します
材質はレンズと皮を使ったものですが値は? 簡単なゴーグルをイメージしてください
【SG】
もし何かを見通すゴーグルなのでしたら、「透明なガラス 5 視力:透過」で、材質欄に5を入れてください。
【MATRA】
ArS1+35>=35 (【知性】2, 〈魔術理論〉5, In10, Au8, オーラ0, 〈製作〉5, 〈哲学〉と形状/材質5)
ArsMagica (1R10+35[1]>=35) → 3+35 → 38 → 成功
【SG】
研究室ではダイスを振らないので、最終的な研究値は35ですね。
【MATRA】
InAu35 (基本4, +1視線, +2太陽, +4視覚)です。
【SG】
視線は「目と目を合わせた相手」が対象になりますから、同じ+1の接触に差し替えましょう。
大気の輪郭線が見えるようになるゴーグルということですね。
【MATRA】
はい、これがあれば透明艦隊でも輪郭が分かればいかようにでもなるかと
【SG】
研究値が35ぎりぎりですので、再利用のきく「呪付物」としては作れません。回数制限のある「充填品」でいきましょう。

Intellego Auram(識る/大気を)35レベル "オクルス"
充填品1回分。このゴーグルを着けた者は、大気の境界線が見えるようになる。(基本4, +1接触, +2太陽, +4視覚)

【SG】
とりあえず今の季節で1回分が出来上がりました。
次季節からは、いま作った研究書巻がありますから、35÷5=7回分作れます。

舞台裏では……
【セシア】
風を見る系の
アプローチがすごい上手くなったりメーヴェに乗れたりする
【SG】
ひとまずプロトタイプというところですね。
【MATRA】
そうですね
【セシア】
一回書巻なしから作れば、レシピが残るんですね。ただ、まだ他人には使えぬと(ルルブ読み中

セシア、師匠の策略を聞き出すの巻

Information
コヴナント"カストラ"
マギたちは「コヴナント」という組織をつくり、蔵書や研究室、魔法資源、召使いなどを共有して暮らしています。今回は PC たちがみな別々のコヴナントに所属しているという、ちょっと変則的なシナリオ。
セシアの所属するカストラは、師匠モリアルトゥスを頂点とする、上意下達の厳格なピラミッドを構成します。イタリアでも指折りの強力なコヴナントですが、最近ピサが始めた対フィレンツェの禁輸措置に巻きこまれ、財政的に心許なくなっているようです。

【SG】
まずセシアから。
【セシア】
あい
【SG】
研究書巻を使いたいという面倒な書類手続きを提出し、モリアルトゥスのサインをもらったところです。
【セシア】
わりと楽しんでやってます。新鮮なので
【SG/モリアルトゥス】
「手間をかけるな。だがこれも規則だから」。書類を渡しました。
【セシア】
「いえ、とても勉強になりました。いい経験です」
「それでは以上で・・・ところで、図書室のものが少し不安がっていました」
【SG/モリアルトゥス】
「…むむ?」
【セシア】
「少々物資の在庫が心もとないそうです」
「特に倹約令が出されているわけでもないんでしょうけど、出納係がちょっと気をきかせたみたいですね」
【SG】
モリアルトゥスは大きくため息をつきます。
【SG/モリアルトゥス】
「お前にまで心配をかけるつもりはなかったのだがな」
【セシア】
「何をまた。私たちがこんなに優れた施設を使えるのはお師さまのおかげ。お役に立てるならいつでも歓迎です」
【SG/モリアルトゥス】
「この件はわしに任せておけ。策は打ってある」
【セシア】
「私が政治にからきしなのはわかっておりますが、またあまり根を詰めないでください」
「もし、それに関して私ができることがあるなら?」
【SG/モリアルトゥス】
苦笑いして「お前の力を借りるときもいずれ来よう。腕を磨いておいてくれ」
「そう、案外近いかもしれないな…」

【セシア】
では、詳しく話してくれないことに一抹の寂しさを感じて、もの問いたげにしばし師匠の目をじっと見ますビーム。
【SG/モリアルトゥス】
「仕方ないな。お前にも、不安を拭う程度には話しておこうか」。根負けしました。
【セシア】
では目を輝かせて勝手に椅子に座って、足をぶらぶらさせます。
【SG/モリアルトゥス】
「我々の収入不足が、ピサの経済封鎖によるものだということは知っているな?」概略を話します。
【セシア】
少し胸が痛くなりつつ頷いてます
【SG/モリアルトゥス】
「ピサの長年の敵はジェノヴァだ。わしは少々ジェノヴァの戦争に手を貸してやった。
「ピサも疲弊してくれば、さすがに対フィレンツェ・対ジェノヴァの二正面作戦は考え直すだろう」
【セシア】
「なんと。それはどんな術法ですの?」と、術の方に興味がいって口をはさみかけて自重します
「(またやってしまったわ・・・)」
【SG/モリアルトゥス】
「PerdoとImaginemだが…伏兵は戦の常套手段だ。覚えておくがいい」
【セシア】
「はい、ありがとうございます。・・・話の腰を折ってしまって失礼いたしました」
【SG/モリアルトゥス】
「済まぬな、次の書類が来ておる」
【セシア】
「そうですね、お時間とらせてしまってすみませんでした」
【SG/モリアルトゥス】
「この状況でなければ、もう少しお前の勉強も見てやれるのだが。すまぬ」
【セシア】
「いえそんな。とても参考になりました。では失礼致します。
あ、先日市場を回った折、最近珍しくピサからお酒が入ってきておりましたので、確保しておきました。お師様がお好きと仰っていたあれです。後でジジに持っていってもらいますので。おやすみなさい」
と部屋を辞してこっちはおしまいー

ガスパルス、長官の心から黒幕の情報を引き出すの巻

Information
コヴナント"ドムス"
ガスパルスの率いるドムスは、元々はコヴナント"カストラ"のピサ支部でした。それを15年前にガスパルスらの策謀で分離独立したという経緯があるため、カストラとは険悪な関係が続いています。ピサの議会からの寄付で成り立っているため、街とは一蓮托生。

【SG】
ではガスパルス行きましょう。
【ガスパルス】
そうですね、音無き質問をオベルト・ドーリアへかけるチャンスをうかがいます
【SG】
ではジェノヴァ入りするのでしょうか。
【ガスパルス】
そうですね
【SG】
では陸路を馬車にでも乗って、旅人に紛れてジェノヴァに入りました。
【ガスパルス】
では、まぁ適当な宿でもとって、情報収集をしつつ機会をうかがいます

【SG】
では、ジェノヴァのドーリア長官が政庁のバルコニーから、広場に向けて演説をしているところに出くわします。
長官「諸君、昨年の海戦以来、我らの商船は地中海を股に掛けておる!」
長官「このオベルト・ドーリアとともに、諸君の繁栄の日々はこれからも続くぞ!」
【セシア】
ジェノヴァ民「おおーッ」

舞台裏では……
【ガスパルス】
一応、姿変えておこうかな、魔法で
知り合いはおらんと思いますが
【セシア】
CrImかReCoかね
MuCoだた
【ガスパルス】
定式で持っているのですよ
【セシア】
さすがおタヌキ

【ガスパルス】
では、変わりし像の装いをかけて念のために変装をば
ArS1+20>=15 (【体力】1, Mu6, Im10, オーラ3)
ArsMagica (1R10+20[1]>=15) → 7+20 → 27 → 成功
【SG】
街のオーラは、神聖オーラ2でペナルティなんですが、それでも成功ですね。

Muto Imaginem(変ず/感覚を)15レベル "変わりし像の装い"
誰かの外見・音・臭いを別のものにしてしまう。ただし、少なくとも人間として通る範囲内。(基本4, +1接触, +2太陽)

【ガスパルス】
ではまぁ、商人の風体をして、一応「おおーっ」と混ざっておきます

【ガスパルス】
さて、ではドーリアへ「コルシカの残党どもへは、いつごろ止めを刺されるおつもりでしょうか?」とか適当に質問を投げます
うまくいってねぇんだろ?といういやみもこめてw
【SG】
ドーリアはガスパルスを見て、答えようとするわけですが、そこで…
【ガスパルス】
音無き質問をかけようと思います
【SG】
美点《巧みな形相》がありますから、詠唱も身振りもいらないわけですね。

Intellego Mentem(識る/精神を)20レベル "音無き質問"
対象に無言で質問を1つ行い、その回答を感知する。魔法抵抗で遮られた場合を除き、この呪文の対象は質問されたことに気づかない。(基本15, +1視線)

【ガスパルス】
ArS1+17>=20 (【体力】1, In6, Me10, オーラ0)
ArsMagica (1R10+17[1]>=20) → 10[1,5]+17 → 27 → 成功
【SG】
疲労せずに成功ですね。質問の内容をどうぞ。
【ガスパルス】
では、汝に協力するマギの中で、一番力あるものは誰だ?
【SG】
ではドーリアの精神から答えが返ってきます。「ドクトルMだ」
ドクトルはラテン語で「博士」です。仮名ですね。

舞台裏では……
【セシア】
なるほど、名乗ってないくさいな
【MATRA】
あんな小物に教えないでしょう
【セシア】
足がつかないように注意してるぽいね

【ガスパルス】
では、もう一度音無き質問を
ArS1+17>=20 (【体力】1, In6, Me10, オーラ0)
ArsMagica (1R10+17[1]>=20) → 20[1,10]+17 → 37 → 成功
【SG】
成功です。かかりました。
【ガスパルス】
質問は「この間の海戦で、マギから譲り受けたものを使用したと思うが、その呪物の使い方と効果は?」
【SG】
「掲げて『洗礼者ジョヴァンニに栄光を』と唱えると、一個艦隊を透明にする」
洗礼者ジョヴァンニは、ジェノヴァの守護聖人です。

【SG】
長官「コルシカのことについては、諸君に無用の心配をかけてしまい、心苦しく思っておる」
長官「しかしわが精強なる提督と艦隊の下、ほどなく制圧は完了するであろう」
とか言って、次の質問者に向き直りました。
【セシア】
ジェノヴァ民「なんという勇猛! 長官がいれば海賊何するものぞだなッ!(肩をどやしつけて」>ガスパルス
【ガスパルス】
では「そのお言葉で安心しました」とか適当なことを言って、用事でも思い出した態でその場を去りましょう
【MATRA】
コルシカ協力者:カピタンは頑張ってくれるかなー。

マトラ、水夫を放って島民の抵抗心を煽るの巻

Information
コヴナント"ステラ号"
マトラの一人コヴナント。一隻の船にすべての設備を積み込み、イタリア半島の西海岸沿いを航海します。ウェルディーティウス派宗主座の後援で建造され、コルシカ島の「呪いの岬」にある秘密基地を拠点に、ジェノヴァに対する島民の抵抗運動を支援しています。

【SG】
次はマトラ。
【MATRA】
例の秘密基地に夜ボートを下ろし、霧を出して、ボートの先導で中に入ります
中の洞窟は曲がりくねっていて普通の船では入れなくなっています
【SG】
おお、いい雰囲気ですね。
【MATRA】
岸壁に接岸後、総員集合を掛けます
【SG】
水夫たちは無言で、しかし素早く集まりました。
【MATRA】
「これからお前たちに一芝居打ってもらう」

【MATRA】
「二人一組で情報を流してもらう」
【セシア】
水夫(池上遼一ッツラでニヤリ)
【SG】
水夫(隣の水夫と肩を組んでニヤリ)
【MATRA】
「一人が良きジェノバ人、一人が怒れるコルシカの民を演じてもらう」
【SG】
水夫「アイアイサー」
【MATRA】
「道中で適当に服は揃えるように」
「乗合馬車で各港へ行く事」
「芝居を打ってもらう酒場はもう選んである」
「各自服を途中で着替え、小銭を小僧にやって見張らせる事」
【ガスパルス】
水夫「準備さえ整えてもらえばうまくやって見せまさぁ」
【MATRA】
「怒れるコルシカ人は先に酒場へ」
「宵っ張り、いい所でジェノバ人登場」
「そうしてこう言うんだ、諸君とうとう提督は艦隊を透明にする事が出来るようになった、さしものカピタンもこれで終わりだろう」
【SG】
水夫「いずれにしても酒にありつけるってわけだ」(小声で隣と)
【ガスパルス】
水夫「ばっかおめぇ、仕事が優先だろぉ」とニヤニヤしながら
【セシア】
老水夫「ま、聞いておけ。カピタンの要求は甘かねぇぞ」>若いものたち
【SG】
水夫たちは再び耳を傾けます。

【SG】
水夫「それでどうなるんで?」
【MATRA】
で怒れるコルシカ人が言うんだ「何を言ってるカピタンが負けるわけねだろ」
【SG】
一斉にうなずく水夫たち(笑)
【MATRA】
そうして喧嘩をしながら店を出て、着替えて宿に戻ると
「良いか、絶対に一回しかやるな。捕まるな、下手を打つな」
【SG】
「ア、アイアイサー!」
【MATRA】
でレジスタンス関係者に手紙を渡せ。そのうわさが流れてから二日後扇動してもらう。
「お待ち兼ねの休暇だ、あとは適当に家に帰り、妻を娶る物は妻を娶れ、ママンにサービスして来い」
「夏の終わりごろに返って来い」
【セシア】
水夫たち「オオオッ」
【MATRA】
「秋にはお前たちをもう一度鍛えなおす」
「体なんか鍛えるんじゃないよ、お前たちの苦痛に歪む顔が何より好きなんだからね」
【SG】
すくみ上がりながらも薄ら笑いを浮かべる水夫たち。
【MATRA】
「各自マニエルから路銀と情報を得てから行くように、そうだ、神父に祝福してもらうのを忘れんじゃないよ」
【SG】
副長マニエル「…そういうわけだ。各々相棒と出発の準備をしろ」
【MATRA】
「神父、申し訳ないがあなたは死んだ事になっているので、残っていただく」
【SG】
神父「はあ、もう何ももうしませんとも。これも主のお導きのままに」
【MATRA】
「すまない」
「マニエルはあとで船長室に来る事、解散」
【SG】
どやどやと分かれていく水夫たち。マニエルはマトラに一つ敬礼します。
【セシア】
老水夫「おら、お前とお前は別だ・・・怒れるほう同士で組んでどうすんだバカ(組み合わせ中)」
【SG】
計画の狙いはどういったところでしょう?
【MATRA】
一回コルシカ市民を絶望に叩き込んで、その後扇動して士気を高めると言った感じですね。あとザッカリアが透明艦隊を使いづらくするのもあります。
【SG】
なるほど。
マトラの計画が上手くいったかどうかは、知性と策略の一発振りで判定しましょう。難易度は9です。
【MATRA】
ArS1+5>=9 (【知性】2, 〈策略〉3)
ArsMagica (1R10+5[1]>=9) → 9+5 → 14 → 成功
まあこんなもんで、レジスタンスですから
【SG】
マトラの計略は功を奏しました。島内は沸き立ち、ジェノヴァの軍は押さえるのに苦労しているようです。
副産物として、追加で島に兵力を呼び寄せたりしたため、ジェノヴァ本土や対ピサの制海権は薄くなりました。

マトラ、亡き恋人の面影に物思うの巻

Information
ロッソ
マトラには昔、ロッソという恋人がいました。しかし彼は海戦であばらを折っていたにもかかわらず、名誉のためだと言って船長同士の決闘に応じ、ザッカリア提督に殺されてしまいます。「怪我が回復していないのに決闘なんて馬鹿だ」と、マトラが散々説得していたというのに。
いま彼女の副長を務めているマニエルは、死んだロッソの弟にあたります。マニエルはマトラに好意を寄せているようですが…。

【SG/マニエル】
「やれやれ、あの馬鹿ども、やっと終わりましたよ」船長室に入ってきて首尾を報告しました。
【MATRA】
了解、まあ座れ
【SG/マニエル】
「はっ」腰掛けます。
【MATRA】
「お前にはウエルディに行ってもらう、手紙を預ける。あと例の関節痛に聞く軟膏をもらって来ておくれ」
【SG/マニエル】
「例の奴ですね。わっかりました。お任せください」
【MATRA】
「それが終わったらお前も休暇だ。そろそろ嫁でも娶れ」
【SG/マニエル】
マニエルは急に表情を硬くします。
【MATRA】
酒をあおります
【SG/マニエル】
「俺はいいんですよ。海と船が俺の人生です。陸の女の出る幕じゃない」
【MATRA】
「ああ、そうか」と言って目を伏せます。
【SG/マニエル】
「ではマニエル、明朝ウェルディに出発します」立ち上がってぎこちなく敬礼。
【MATRA】
頼んだぞ、目はあわせずに言います。
【SG/マニエル】
マニエルは船長室を出ると、一人つぶやきます。「兄貴、俺はあんたには勝てねえよ…」
【MATRA】
聞こえなかった振りをします。

舞台裏では……
【SG】
ウェルディは、マトラの後ろ盾になってくれている、ウェルディーティウス派本部です。
【MATRA】
手紙の内容ですが「ザッカリアはやり過ぎじゃないのか」がメインであとは愚痴です

【SG】
では夏に行きます。さきほどと逆の順番で、マトラから。

マトラ

【MATRA】
同じ物(オクルス)を製作ですね
【SG】
はい。それでは35÷5で、7回分出来上がりました。
【MATRA】
それ以外は神父と話したりするくらいです。

舞台裏では……
【セシア】
これでまたカストラに新しい魔術物品を貸してくれと打診してくれば財政もうるおってイッヒッヒ
やべーマギ本気になればめちゃくちゃ稼げる! 禁止するわけだw
【MATRA】
それは言わない約束でしょ、おっかさん

ガスパルス

【ガスパルス】
季節行動は読書を
魔術理論を上げておきます

セシア

【セシア】
●夏・読書
大全書「医術の秘伝」コンコルディア著、品質15 術法技法「Corpus」:xp.45→60、値9→10
セシアはCorpus得意マギなので、コンコルディアに親しんで育ってきたのでしょうねい。
「このペースだと、あと四年ですべて暗記してしまうかな。少し寂しい気もするけど」

マトラ、思い出を語るの巻

【MATRA】
「神父よ、私の魂を救いたまえ」
【SG/神父】
「子よ、そなたの罪を許す。もう罪に惑わされぬように」
「お顔が暗いですよ。何か心配事でも…?」
【MATRA】
「ありがとうございます、マニエルが最近ロッソにめっぽう似てきてしまい、惑わされるのですよ」
【SG/神父】
「あなたほどの方でも…」
【MATRA】
「私もマギや船長である前に女ですから・・・」
【SG/神父】
「ロッソ殿のことを聞かせてくれませんか。立派な船乗りだったそうですね」
【MATRA】
「ええ、立派でしたよ。おろかでしたけど。どうしても怪我を負っているのに決闘をしたあの人がゆるせない」
【SG/神父】
「(苦笑いして)ご婦人にはお分かりにならないことかもしれませんな」
【MATRA】
「名誉のために命を掛けるのが分かりませんね」
【SG/神父】
「まあ、主イエスの前では、名誉も何もつかの間の虚しいものにすぎません。
【MATRA】
「確かに、ありがとうございました」
【SG/神父】
「御国でロッソ殿と再会できますように」一礼して去ります。
【MATRA】
「そう願います」

ガスパルス、マトラに書簡を送るの巻

【SG】
ガスパルスはマトラと会談したいんですね。では赤帽士を手配して、秋に会談の場を作ることにしましょう。
【ガスパルス】
そうですね「今回書簡をお送りしたのは、私と貴方様が互いに手を焼いている相手についてのことでお話が」みたいな手紙を書きます
【SG】
分かりました。それはマトラの手元に届けられますが、マトラは応じますか?
【MATRA】
例の秘密基地に来てくれるなら
手紙に「入る時は手下に案内させるから余計な事はしないで欲しい」と書きます
【ガスパルス】
それには了解しましょう
【SG】
分かりました。ではそのようにセッティングできたことにします。

セシア、黒い恋人から事情を聞かされるの巻

【SG】
読書するセシアの研究室の扉をノックする者がいます。
【セシア】
「どなた?」
【SG】
繰り返されるノック。
【セシア】
「誰だろう? ジジ?(開けて」
【SG】
開けてみるとそこには、ルカが笑いながら片手を上げていました。
【SG/ルカ】
「ふふふ。ちっとも来てくれないんだから。自分から来ちゃったよ」
【セシア】
「・・・(唖然」
「なんてこと! どうやって来たの!? くたびれたでしょう、早く入って」
【SG/ルカ】
のんびりと入ります。
【セシア】
「ルカったら、いつも私を驚かせるんだから。寿命が縮んじゃう」
【SG/ルカ】
「ハハハ。君の手紙を読んでさ、話しておきたくなったんだ」
【セシア】
「お話はいつでも歓迎。ルカならなおさら。ちょっと待っててね、お茶を入れるから」
ガチャーンとか聞こえますが、ほどなく茶が供されます

【セシア】
「で、今日はどうしたの?(ウキウキ」
【SG/ルカ】
「実はこれから、モリアルトゥス師に会うことになってる」
【セシア】
「ということは、ここにいるのは秘密にしなくてもいいのね、素敵!」
【SG/ルカ】
「君も一緒に来てくれないか」
【セシア】
「もちろん、喜んで」
【SG/ルカ】
「もうすぐ時間だ。君のお茶は恋しいが、歩きながら話そう」
【セシア】
「ええ。気にしなくていいの」
【SG/ルカ】
「モリアルトゥス師とは、少し前から手紙で相談していてね。
大丈夫、ガスパルス先生はみんな君への手紙だと思ってるから」
【セシア】
えぐいなあw
「なんだ、私が必死で秘密にしてたのも全部ばれてたのね。ひどいわ」
【SG】
そんな話をしていると、師匠モリアルトゥスの研究室の前に着きました。
【セシア】
「お師様、ピサからのお客様がお見えですよ」ノックノック
【SG】
知覚と人間知識で振ってください。難易度は9。
【セシア】
あり
ArS1+3>=9 (【知覚】1, 〈人間知識〉2)
ArsMagica (1R10+3[1]>=9) → 20[1,10]+3 → 23 → 成功
うわw
【SG】
隠してはいますが、ルカは珍しく緊張しているふうです。
【セシア】
では腕をさすってあげよう
【SG/ルカ】
ふと気づいて手を添えます「ありがとう」
【セシア】
「大丈夫、偉大な方だけど、話しやすいから」

【SG】
それで、研究室の中に迎え入れられるのですが、
モリアルトゥスは樫の椅子から立ち上がり、ルカと握手を交わします。
「よく来てくれた」とか「お目にかかれて光栄です」とか。
【セシア】
にこにこしてます
【SG】
モリアルトゥスは長い白髭をしごきながら、重々しく言います。
【SG/モリアルトゥス】
「そなたが真剣なことは良く分かった。そなたの申し出のとおり、ピサに経済封鎖をやめさせることと引き替えに、こちらも敵視を解こう」
【SG/ルカ】
「ありがとうございます、師父様。この憎悪の連鎖は、どこかで止めなくては」
【セシア】
ますますにこにこしてます
【SG/モリアルトゥス】
「ではゆっくりしていけ。セシア、あとは任せたぞ。丁重にもてなしてあげなさい」
【セシア】
「もちろんですお師様。このお話、後でもっと聞かせてくださいね、ふたりとも」

【SG】
では二人はセシアの部屋に戻ってよいでしょうか。
【セシア】
もちろんですとも
【SG】
今度こそお茶を口に運びながら、ルカは言います。
【SG/ルカ】
「僕はなんとかして、コヴナント間の無益な争いを止めたい。
「問題はガスパルス先生なんだ。先生は、お子をカストラの手の者に殺されたと信じこんでる」
【セシア】
「痛ましいお話だと思う・・・。ガスパルス師のわだかまりは、どうすれば解けると思う?」
【SG/ルカ】
「順序立てて話そう。モリアルトゥス師の助言で、ピサのゲラルデスカ長官に Intellego Mentem(識る/精神を)をかけたんだけど、きっかけは、ピサの議会の軽挙妄動だったらしい。影響力を増す先生に脅しをかけようとしたんだね。
「ところが独立計画の途中だったものから、ガスパルス先生ご夫妻は、議会の背後ではカストラ本部が糸を引いているものと思いこんでしまった。しかしいくら探したって、そんな証拠は出てこない。
【セシア】
「罪の無い子供害するなんて、なんてひどいことを」
【SG/ルカ】
「うん。でも見ていてつらいよ。先生の表情は」
【セシア】
「ルカ、あなたが支えになってあげて。私も祈っているから」>つらいよ
「その長官が元凶だということを示す証拠があれば?」
【SG/ルカ】
「そうだね。それを探したい」>証拠
【セシア】
「和解のためなら何でもするわ。是非手伝わせて頂戴」
【SG/ルカ】
「ありがとう。
ここに来たのは初めてなんだ。あまり長居すると先生に見つかるな」
【セシア】
「残念! でもじきに長居できるようになる、そうでしょ?」
【SG/ルカ】
「そう信じてる」立ち上がって手を握ります。
【セシア】
ではきゅっと

【セシア】
花瓶にさしてあった花に、長持ちする魔法をかけて渡します
ピサまで持つのはどのくらいのレベルになりますかね
【SG】
数日ですから、持続が「月」あれば。
CrHe15 (基本3, +1接触, +3月)
【セシア】
三段階疲労して、+15して唱えます。合計4段階と
【SG】
分かりました。美点使うなら、研究室内で疲労はいつでも回復できるから、判定はいいでしょう。
【セシア】
では汗をぬぐって、ひと月の間、美しさを保証された花を手渡して
「これをガスパルス師に。私の真心をこめておいたから」
【SG/ルカ】
「ありがとう。先生のお部屋にさりげなく飾っておくよ。この花がいつも先生に語りかけるように」
【セシア】
「ガスパルス師のかわいそうなお子様と、あなたの狡猾で高潔な計画のために毎晩祈るわ」
「さよなら。道中気をつけてね」

【SG】
それでは、このルカの訪問にガスパルスが気づいたかどうか判定します。
【ガスパルス】
はい
【SG】
知覚と認識で振ってください。ルカの方は、知性と策略で振りたいと思います。
【ガスパルス】
はい
ArS1+5>=9 (【知覚】2, 〈認識〉3)
ArsMagica (1R10+5[1]>=9) → 2+5 → 7 → 失敗
【SG】
ars+2+2+2 (知性2, 策略2, 強化2)
ArsMagica (1R10+6) → 9+6 → 15
自信値は使いますか?
【ガスパルス】
いえ、ここは使いません
【SG】
ではガスパルスは気づきませんでした。

ガスパルス、マトラと密約を結ぶの巻

【SG】
秋になります。
コルシカ島の秘密基地で、ガスパルスとマトラの会談が持たれることになりました。
【MATRA】
指定された海岸に居ると霧が出てきて、手漕ぎボートが着ます
【ガスパルス】
「用心深い人物と聞いていたが、さすがだな」といってボートに乗ります
【MATRA】
カピタンが待ってる、とだけ言ってもくもくとボートをこぎます

【MATRA】
で到着で
陸地では水夫が腕立てとかしてます。
出迎えます
「ようこそ、汚い所だがこちらへ」
船長室へ
まあ座ってください、酒でもいかがです
【ガスパルス】
はい「突然お会いしたいと申し出たのをすんなりとお受けいただいてすみませんな」とか
「では、いただきましょう」
【MATRA】
どうぞ、いえ、ザッカリアには手を焼いているのでね。
【ガスパルス】
ザッカリア、というより突然消えた艦隊に、ということでございましょう
【MATRA】
ええ、まあそうなりますね
【ガスパルス】
すでに手は打っておいでかと存じますが
【MATRA】
なかなか芳しくは無いですが

【ガスパルス】
いや、ジェノヴァに手を貸しておるマギに心当たりがないわけでもありませんので
【MATRA】
何か情報を持っておいでだそうだが
【ガスパルス】
ええ、実は・・・
【MATRA】
すまないが、何が望みか最初に言ってもらおう
【ガスパルス】
なるほど
【MATRA】
何事もただではないからね
【ガスパルス】
ジェノヴァはピサの首元に今こそナイフをつきつけようとしていますからな
【MATRA】
そうなるかな
【ガスパルス】
敵の敵は味方でいてもらえるかと、まぁ考えまして
【MATRA】
話し次第だな
【ガスパルス】
それはごもっとも
【MATRA】
出来る事はやろう
【ガスパルス】
さて、ジェノヴァに手を貸すマギについては、何かつかまれておりますでしょうか?
【MATRA】
マギについて調べるのは御法度だったと思うが
【ガスパルス】
マギに対して直接魔法で探知するようなことは私もしておりませんよ
ただ、ちょっとした話を聞いただけです
聞いた話を知らぬといえ、と法に書いてあるわけでもありませんでしょう
【MATRA】
私は例の透明戦艦への対応に追われていたのでね。

【ガスパルス】
実は、ジェノヴァに手を貸しているのはカストラのモリアルトゥスではないかと考えています
【MATRA】
なるほど。そうか、通りでな
【ガスパルス】
カストラは金策に困っておるようですし、金で一個艦隊を不可視にするような呪物を手渡したといったところのようですな
【MATRA】
ほう、いただけないな
【ガスパルス】
実際にピサの艦隊も手ひどくやられたようで
【MATRA】
私も挟み撃ちにされるところだった
【ガスパルス】
そこで、例の話、敵の敵はということで、こうして参ったわけです
【MATRA】
情報感謝する。望みは?
【ガスパルス】
ピサのゲラルデスカ様も、いずれ反撃の手に打ってでないわけには参りますまい
【MATRA】
ふむ
【ガスパルス】
どうせ反撃をするなら、ピサだけでなくコルシカの兵力も合わせてやれば、お互いに助かるかと思いまして
そのために、私はこれから働きかけていこうかと思っております
【MATRA】
私はマギだ。直接は出来ないが、間接的には動かせる
コルシカの民は自由を求めている
【ガスパルス】
ええ
【MATRA】
あまり密約は好きではないがそうも言ってられんな
【ガスパルス】
そういっていただけると
【MATRA】
あくまでも私は希望でしかない。実際血を流すのはコルシカの民だ。
致し方ない。取引成立だな
【ガスパルス】
そうですな
いずれ血を流さなければならぬとしたら、希望の元で流されるほうがよいでしょう
【MATRA】
確かに
【ガスパルス】
これからも連絡を取り合うことにしていただければ
【MATRA】
ああそうしよう
【ガスパルス】
こちらも、進捗がありましたら連絡しましょう
【MATRA】
実り多き会談だった。また手下に送らせる。
【ガスパルス】
こちらこそ、本日はありがとうございました
【SG】
かくして、二人の間で密約が結ばれたのでした。
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