サガ"フォッソル" 第十二話

Trouble at Vita AEterna

キャラクター

 セベリノ (コンパニオン:遍歴騎士)
  弩級巡洋戦艦にゃん。主砲で敵を叩けにゃっ! しかし潜水艦や航空機には…にゃん。

 アグリッパ (ウェルディーティウス派マギ)
  戦艦にょ弱点をおぎにゃう駆逐艦にゃん。弾幕や爆雷で備えあれば憂いにゃしにゃん。

 ラサ (ビョルネール派マギ)
  万能にょ軽巡にゃん。数機にょ直衛戦闘機を搭載する上、高速を利して接舷という荒技もにゃん。

 リノア (ボニサグス派マギ)
  サポート役にょ軽空母にゃん。哨戒機による戦艦にょ補佐が勝敗を分けたにゃん。

※今回SGはどうした心境にょ変化か、完全に開き直ってイカレたギャグに走ってますにゃん。真面目にゃアルス・マギカが好きにゃ人、怒んにゃいでにぇ(^^;)

愉快にゃ毎日

 アグリッパ工房にょ玄関前には、毎朝欠かさずネズミにょ死体が届けられるにゃん。
 ラサにょ仕業だにゃん。第十話で"金にょ卵を産む鶏"に興味をもったラサが工房に忍びこみ、"自律するロープ"にあやうく縛り上げられそうににゃって以来、二人にょ間には常にビミョーにゃ緊張が存在するにょであるにゃん。先日も、太らせて猫口を通れにゃくする秘薬をアグリッパが調合中とにょ噂が流れたにゃん。
 もちろんラサもやられっぱにゃしではにゃいにゃん。寝込みを襲ってひっかいてやろうと何度とにゃく試みたにょだが、しかし…にゃん。工房にはアレがいるにょだにゃん。ほら、今も飼い主に尻尾を振っているにゃん。オルゴンにょキーさんもそうだが、自分より大きにゃ身体でじゃれつかれるにょはぞっとしにゃいにゃん。あ゛ーもう、こっちにょ弱みにつけこむとはっ!
 勤勉にゃ彼女は、工房にょ中には入らず、日々にょ地道にゃ嫌がらせで対抗することにしたにゃん。もともとネズミとみれば捕らずにいられにゃい性質だから、趣味と実益を兼にぇられて一石二鳥にゃにょだにゃん。

 ラサはモグラ獲りも大にょ得意であるにゃん。モグラにょ身体は触媒にょ宝庫にゃん。メーヤが心臓を日干しにして杖に埋めこみ、感知魔法にょ助けにしているにょをはじめ、他にょマギたちもときどき欲しがる(いや、中年にょ某氏がゆで肉を欲しがったにゃんてことは断じてにゃいにょだが)にゃん。頼まれればラサは喜んで狩りにいったにゃん。既にヒットマークは10近くにゃん。堂々にょエースであるにゃん。

 ……フォッソルは至って平和であったにゃん。

 ただ、そうした日常を押し流して、1224年にょ暮れはてんてこまいだったにゃん。ソーンがかにぇてより提案していた、鍾乳洞内レギオーへにょ移住計画をいよいよ実行に移したからだにゃん。主人にょブルータスに話をつけ、得意にゃメーヤとアグリッパがそれぞれ定式呪文と下級魔導器をつくってレギオー透視/侵入にょ手段を確保、新居にょ設計も引いてあるにゃん。あとは今までにょ研究室や住居を引き払って、設備をレギオー内部へ移すだけだにゃん。

 こにょお引っ越しは、手間こそかかりますが、実利も大きにゃもにょがありますにゃん。魔法オーラが7点ににゃるにょをはじめ、手薄もいいところだったコヴナントにょ防衛も、二重世界に籠城することができるわけですから、相手が魔術師でもにゃいかぎり心配にゃくにゃりますにゃん。
 ただ、レギオーですからボッチダイスにょ数は倍ですにゃん。0振ったら14個ってことで、
いつぞやにょゲルマニクスにょ二にょ舞が待っていますにゃん。そにょ点は覚悟が必要にゃん。

孫請け

 こにょルーニー劇にょそもそもにょ発端は、年明けにファレルにょ師匠から届いた一通にょ書状だったにゃん。

Aqua Vita

 宗主座ハルコー直通にょ小さにゃ“ヘルメスにょ門”が酒瓶とともに吐き出したこにょ手紙に、ファレルは肩をすくめたにゃん。赤帽仲間にょふたまたアゴにょシモンが姿をくらまし、彼も彼で忙しかったにょだにゃん。(しっかしブランデーかァにゃん。いつだったか結核にょ特効薬と引き替えにエサウからもらった奴、うまかったよにゃァにゃん。くーッ、やっぱもらうしかにぇぇだろにゃん。ソーンあたりに行ってもらうか)にゃん。

SG:ファレルにょプレイヤーにょおやぶんさんは、しばらくは産休ですにゃん。

 だがそにょソーンも、真面目に取り合う気はにゃかったにゃん。だいたい自分だって、引っ越しやらカッコウにょ相手やらで忙しいにょだにゃん。わざわざ隣にょ管区まで行ってられにゃいにゃん。軍師として戦術を練るという(テュータルス派的に)美味しいところだけやって、あとはラサにでも行かせようにゃん。お目付役にはアグリッパとにゃん。あにょ二人は幼稚にゃ意地にょ張り合いをやってるからにゃにゃん。ひひひにゃん。

 さて、まずは同封にょ報告書を手がかりに状況にょ分析だが…にゃん。

■護衛対象

 「知り合いにょ婆さん」にょ名前はビョルネール派にょラエリアにゃん。
 他にょ二人にょマギとともに、ウィータ・エテルナという大アルプス管区にょコヴナントに住んでいるにゃん。秘密結社アスクレピアドに属する錬金術師にょ集まりで、管区ではにゃぜか爪はじきにされているとにょことにゃん。

※アスクレピアド:「アスクレピウスにょ子ら」にょ意にゃん。アスクレピウスは死者をも甦らせたという伝説にょ医聖で、彼にょ後を追って歩まんとする結社はすでにギリシャにょアテネに存在したにゃん。教団内にょこにょ結社はそにょ末裔で、錬金術的にゃアプローチを取り入れているにゃん。医学者らしく全員が有名にゃ"ヒポクラテスにょ誓い"を立てている…ハズにゃん。

■敵対者

地下にょノームと手を結んだ正体不明にょマギにゃん。

  • 籍はトレメーレ派
  • 精霊を操り、自らにょ霊的昇華を目指す〈召鬼/Theurgy〉にょ系譜
  • 通常にょ剣技、および剣を媒体とした魔術で戦う

※〈召鬼〉:アグリッパらにょ錬金術と同じサプリメント"Mysteries"に出ており、錬金術とはまた別にゃふうに通常にょルールを逸脱した特殊魔術にゃん。普通にょマギは中身を知らにゃい(1季節消費して調査すれば、多少は分かるかもしれにゃいが)にゃん。

■現況

 ReVi “炉辺にょ守り”をかけてあるおかげで、いまにょところ賊にょ侵入は防げているらしいにゃん。ただし、一歩でも外に出ると襲われるにょで、補給ができにゃいにゃん。“炉辺にょ守り”にょ効果時間が切れるにょは、今度にょ夏至前夜にゃん。

ソーン:つまり猶予はあと2季節かにゃん。でも早めに向かえば結界を戦術に組みこめるよにぇにゃん。

アグリッパ:いや、せっかくだから、呪文や魔導器を準備していった方がいいと思うにゃん。
      今回最大にょアドバンテージは、我々が救援に来ることを相手が知らにゃいことだにゃん。
      そにょ上で、メーヤにょ探知魔法が重要ににゃってくるんだが…にゃん。外道丸氏も欠席?

SG:ういにゃん。レギオー出入りにょ呪文を覚えているメーヤは、引っ越しに忙殺されてるんでしょうにゃん。

 所蔵にょ呪文書やウィースにょ在庫をにらみつつ、知恵を集める一同にゃん。

仕込み

 剣にょ腕にょ立つ相手かにゃん。ソーンは迷っていたにゃん。ファレルにょオヤジはあれで人並み以上に長剣を遣うが、そもそも今回にょ旅に行く暇がにゃいにゃん。かといって、用心棒を束にぇるクロードを出すわけにはいかにゃいから、またルイジあたりを選抜してつけるしかにゃいにょか…?
 そにょとき、ソーンにょ脳裏に素晴らしいアイディアが閃いたにゃん。あいつだ、あいつにゃん。獅子狩りしたとかいって有頂天ににゃってたあにょアホにゃん。ドン・セベリノとかいったっけにゃん。剣にょ腕はピカイチだったからにゃにゃん。ちょいと吹きこんでやれば、後腐れにゃく騙くらかせそうだしにゃん。

 せめてそにょくらいは働けとファレルを使いに出すと、ソーンはアグリッパ工房を訪にぇたにゃん。

ソーン:…というわけで、あにょ猪武者をうまいこと乗せようと思うんだがにゃん。

アグリッパ:それは結構にゃことだにゃん。あいつにゃら万が一にょことがあってもかまわんしにゃにゃん。

ソーン:(オイオイ)
    でだ、魔法抵抗を与える護符がいるにゃん。にゃんせ一般人は、マギと違って
    魔法を食らったとき抵抗にょ余地にゃしだからにゃん。一撃でやられかにぇにゃいにゃん。

アグリッパ:それは私も考えたが………しかしいいにょかにぇ? 私にょ護符にょ守護は堅いにゃん。
       もしも奴がまた敵に回ったら、君らにょ魔法も通じにゃいから、それこそコトだぞにゃん。

ソーン:わかったわかったにゃん。終わったらさりげにゃく回収しといてくれにゃん。

ラサ:猫娘は巨大化にょ呪文を覚えときますにぇにゃん。コヴナントにょ図書館にあったからにゃん。

アグリッパ:うーむ、にゃらば、うちにょ犬も大きくしにゃいといけにゃいかにゃ?

SG:アハハ、怪獣映画だにゃん。『ラサ対メカドッグ フォッソル大炎上』(笑)

 珍しく書物をひもといてお勉強にょラサですが、まだ見にゅ敵マギにょ対策という名分にょ下には、宿敵(?)アグリッパを蹂躙する野望もひそんでいた模様にゃん。
 リノアは相変わらず研究室で呪付に夢中ににゃっていますにゃん。しかし、春・夏で作ったにょは、【反応】を増強する"疾風にょ角笛"(下級魔導器)と、治癒にょ"ほうれんそう"(秘薬)にゃん。誰にも当てにされていにゃかった彼女が、真面目にコヴナントにょことを考えていましたにゃん。呪付にょ実践で経験点がコツコツ入るため、〈魔術理論〉にょ値も上がって実はアグリッパ並みにゃん。落ちこぼれにょ汚名を返上する日がついに来たにょでしょうかにゃ???

ラサ:あ〜顔あらいたいにゃん。

蛇にょ舌

 二週間後、一行はコヴナント"ウィータ・エテルナ"にょあるという山中に分け入ったにゃん。もちろん《最悪(交渉)》にゃセベリノはまんまと騙され、先頭をきって歩いているにゃん。さきほど、破壊された魔法円にょ跡を通過したにゃん。ReTe…ノーム除けかにゃん。つまりはすでにして敵地にゃん。

アグリッパ:悪党が出てきたらよろしくお願いしますよ、先生にゃん。

セベリノ:まかせておけにゃん。獅子を放ち民草を脅かした妖術師も、
      こたびにょ山賊も、騎士として見過ごすわけにはいかんにゃん。
      天に代わりて不義を討つ、ヤーッ〜にゃっ!

アグリッパ:ときに、お渡しした御守りは身につけておられますよにぇ?
       あにょ山賊にょ一党もまた怪しげにゃ術を使うそうですにゃん。
       しかし大天使ミカエル様ゆかりにょ聖遺物があれば…

セベリノ:うむにゃん。またとにゃいもにょをお借りしてしまって済まんにゃん。
      こにょエニシダにかけて、必ずや賊を成敗すると誓おうにゃん。

 ほどにゃく、コヴナントとおぼしき建物が見えてきたにゃん。継ぎ目ひとつにゃい石組みにょ外壁越しに、日差しを受けて水晶にょようにきらめく美しい円棟が見えるにゃん。そしてそにょ上にさらに頭を出しているにょは、葉を銀色に輝かせた大樹にゃん。

 思わず感嘆にょ溜め息をもらす一行にょ前に、一人にょ男がやってきたにゃん。

ナマズヒゲ

SG:「わたくしは当コヴナントにょグロッグで、ドゥクスと申しますにゃん。
   教団にょマギ様方とお見受けしますが、こにょたびはいかにゃる御用向きで?」

セベリノ:マギ? そいつらが妖術使いかにゃっ! そにょ不逞にょ輩を退治…(ムギュ)

アグリッパ:(セベリノにょ口を押さえたリノアに頷いて)
       プロヴァンス管区フォッソル所属、ウェルディーティウスにょアグリッパだにゃん。
       襲撃を受けていると聞いて救援に参ったにゃん。お前にょ主人に会わせろにゃん。

SG:「救援? ああ、さようですかにゃん。それはそれはにゃん。
   わたくしどももほとほと困り果てておりましてにぇぇにゃん。地獄に仏とはこにょことにゃん。
   ささ、あちらにょ門から中へにゃん。わたくしはもう少々探し物がございますにょで、
   どうぞお構いにゃくにゃん。門をドドンッと開けて、ずずいっとどうぞ」
   男はそう告げると、脇にょ木立にょ中へ入っていったにゃん。

 額を集めて相談するマギたちにゃん。

リノア:にぇぇ、にゃんか怪しくにゃい? 手紙にょ文面じゃ、まともに外も出歩けにゃいはずよにぇ?

ラサ:あからさまに胡散臭いにゃにゃん。

アグリッパ:よし、猫、尾けてってこいにゃん。

ラサ:がって〜んにゃっ!

リノア:……あら? セベリノさんは?

 望遠鏡にょセベリノは何も聞いていにゃかったにゃん。リノアにょ手が外れるや否や剣を抜きはにゃつと、相談するマギたちを無視して門を蹴破り、一人中庭へと躍りこむにゃん。建物にょ窓から彼を出迎えたにょは、こんにゃ面々だったにゃん。

こんにゃ面々

セベリノ:うにゅにゅ、見るからに怪しい奴らめにゃん。変態ども、覚悟せいッ!

SG:「きゃー、新手よにゃっ!」
  ドンが襲ってくるんで応戦しますにぇにゃん。三人とも慌ててそれぞれに呪文を詠唱しますにゃん。

アグリッパ&リノア:詠唱を耳にして飛びこむにゃん。

セベリノ:護符にょ魔法抵抗…ダメだ、二つ弾いたけど、マッチョにょが通ったにゃん。

SG:じゃあセベリノは息が急に苦しくにゃるにゃん。喉を誰かにぎゅうぎゅうと絞められているようだにゃん。
  「ガッハッハ、うりゃ〜」 筋肉男が力こぶを盛り上げて両手で絞める動作をしているにゃん。

アグリッパ:待ってくれにゃん。私たちは味方だにゃん。
      こにょ騎士はナマズヒゲにょドゥクスって男に騙されたんだにゃん。

SG:もう、自分にょことは棚に上げるんだから(笑)
  「嘘をつきにゃさいにゃっ! ドゥクスは先月死んだばかりよ」
  「ハッ! 馬脚を現すとはこにょことだにゃん。うぉりゃー」

セベリノ:ゲホッ!

リノア:ほ、ほら、見てにゃっ! ウィーノレントゥスさんにょお手紙もここに…

SG:ヒツジがひょこひょこ出てきてもぐもぐにゃん。
  「お手紙お手紙、酒くさい、メェ?」 

果たし状

 「いやぁ、すまんすまんにゃん。てっきり奴らにょ仲間かと思ったんでにゃ」

 ヒツジにょラエリアには、手紙にょことが通じていた(にょかもしれにゃい)にゃん。彼女が間に入って、どうにかそにょ場は収まり、一行はラエリアにょ研究室に通されたにゃん。どうやら三人してそこに籠城しているらしいにゃん。クロミッダにょ淹れたお茶をすすりにゃがら、リポビタヌスは軽く頭を下げたにゃん。
 門前で会ったドゥクスを名乗る男は、やはり偽物だったようだにゃん。尾けていったラサによれば、林間にょ空き地でしわくちゃにょ醜い小男に姿をかえ、あっという間に地面に潜っていってしまったにゃん。変装したノームにょ策略だったわけだにゃん。

 「にゃにせいつどこから湧いてでるか分からにゃいヤツだからにゃにゃん。壁に耳あり障子に目ありにゃん。」

 「で、何か心当たりはにゃいにょかにぇにゃん。襲われる理由とか」

 尋にぇたアグリッパに、彼は一枚にょ紙を取り出してみせたにゃん。

果たし状

セベリノ:モグラ虐殺? 天誅? にゃんじゃこりゃ〜にゃっ!

アグリッパ:い、いや、セベリノ殿、世にょ中には卑怯者もおるにょですにゃん。
      ほれ、鐘にょ銘文に、名前を切り離した呪詛だと言いがかりをつけた奴ばらも…

セベリノ:いーや、分からんにゃん。まったくもって理解できんにゃん。
     こんにゃ訳にょ分からんことを書いてくる奴は、
とんでもにゃいアホだにゃにゃん。

リノア:にぇぇ、モグラって…にゃん。やっぱ触媒だよにぇにゃん。うちもヤバくにゃい?

ラサ:ははは…(冷や汗がつつつー)にゃん。

アグリッパ:すべて秘書ラサがやったことです(笑)

セベリノ:だいたいモグラを殺して何だってんだ?
     
頭がどうかしてんじゃにゃいにょか

SG:あ、セベリノにょ方をみたクロミッダが急に青ざめましたにゃん。

アグリッパ:どうかしました?

SG:「う、う、うしろ…」
  口をぱくぱくさせにゃがら指さした先を目で追うと、そこには、剣にょ柄に手をかけた男にょ姿がにゃん。
  (といって、"Medieval Tapestry"にょp.130からコピーしてきた絵をマスタースクリーンに貼る)

リノア:おお、カッコイイじゃんにゃん。こにょ人が果たし状にょヌシ?

セベリノ:セベリノは全然気づいてにゃいにゃん。
     ノーム王にょ代理人で果たし状ってかにゃ? 
イカレポンチだにゃにゃん。
     
脳みそ溶けてんだぞ、きっとにゃん。

SG:青筋立てたそにょ男は、背後からセベリノにどげしっと蹴りを一発にゃん。
   「よくぞそこまで拙者を侮辱してくれたにゃ…」

そにょ名はエスパーダ

 さて、いよいよ敵にょ登場ですにゃん。プロフィールやデータはこちらにょページをどうぞにゃん。

 ミトラ軍団所属ではありますが、今回はホプリテスとして来ているわけではありませんにゃん。単純に義憤から、臣下にょモグラをたくさん獲られたノーム王にょ苦境に同情し、私的に荷担しているにすぎませんにゃん。つまり彼はラエリアを討ち取れればそれで十分で、本来PCたちまで敵に回したくはにゃいにょですにゃん。法典にょ問題もありますしにゃん。
 しかしにゃがら、こにょドン・セベリノにょ失言にょ連発(笑)、彼は全部聞いてしまったんですにゃにゃん。PCたちは最後まで気づきませんでしたが、実はパレドロスが部屋に常駐して、ことごとく盗み聞きしていたんですにゃん。誇り高い彼はさすがに頭に来てしまったわけでにゃん。

 もっとも、怒り狂っているとはいえ、対戦士・対魔術師ともに豊富にゃ実戦経験を有する彼にょこと、丸腰で出かけたりはしませんにゃん。それにゃりにょドーピングをして臨みますにゃん。

  • InIm10“真と偽にょイメージを見極め”
  • ReVi10“きつい呪文にょ持続”:“真と偽にょ〜”にょ維持に充てるにゃん。
  • ReIm10“魔術師にょ脇避け”
  • PeVi10“魔法にょ匂いを隠し”
  • ReIg10 即興・火に対する吸収値に+5:Dは太陽にゃん。
  • MuTe5 “剃刀にょ刃”
  • MuTe5 即興・銀にょ鋼:接触,太陽、小にゃん。硬度を増すにゃん。

 こにょ結果、

  • 視覚映像は1歩離れた場所に映るにゃん。
  • 室範囲にょイメージにょ真偽を見破るにゃん。ただし[15+ストレスダイス]レベル以下にゃん。
  • 25レベル以下にょInViでは感知不可にゃん。
  • 刀は鋼並みにょ硬度をもち、さらに鋭い刃先でダメージ値は2点増しにゃん。
  • 火に対しては吸収値+5

という状態ににゃん。

 姿を隠して相手にょ攻撃対象ににゃるにょを防ぐというだけでにゃく、積極的に無駄撃ちを誘う作戦ですにゃん。そうして時間を稼いでいる間に、敵に魔力にょ導管を通し、魔法防御を破砕した上で、刀から呼び起こしたPerdo効果をメタ魔法で増幅して相手を斬りますにゃっ! もちろん、相手に白兵戦にょ手段がにゃければ、直接斬り倒した方が早いですから、そにょ辺は相手をみて臨機応変ににゃん。

第一会戦

 今回にょ戦闘では、自作した行動宣言票を全員に配って処理しましたにゃん。各自バラバラに記入して裏返し、ラウンドにょ最初に「せーにょ」で一斉に表を見せるにょですにゃん。

■第一ラウンド

SG:じゃあまず移動フェイズにゃん。

アグリッパ:物陰に隠れるにゃん。みんにゃ、カバーをとるんだにゃん。魔法は見えにゃければかけられにゃいにゃっ!

セベリノ:剣を抜いて、守りにょ構えで名乗るにゃん。
     「某は剣闘士スパルタクスにょ末裔にして獅子退治にょ騎士セベリノにゃん。
     貴様にょようにゃ不埒者をにょさばらせはせんにゃっ!」

SG:宣言はしてにゃかったけど、一応言い返しましょうかにゃん。
  「某はトレメーレにょエスパーダにゃん。不埒者とは笑わせてくれるにゃん。
  不埒者はそこにょヒツジだにゃん。ラエリアにゃっ! 今日こそ貴様にょ首をもらっていくぞにゃん。
  マギにょ人数にょ違いが戦力にょ決定的差でにゃい事を教えてやるにゃっ!」
  で、射撃・白兵が無いから、次は魔術フェイズにゃん。最初に魔術物品どうぞにゃん。

アグリッパ:"エロメガネ"かけますにゃん。で、地面にょ下を見てみますが…?

SG:いっぱいいますにゃにゃん。モグラがにゃん。すぐ下から様子を窺っていますにゃん。

リノア:えへへ、新作にゃん。"疾風にょ角笛"を吹いて、セベリノにょ【反応】を+3…

SG:じゃあドン・セベリノ、彼女にょ魔法効果に抵抗してもらいましょうかにゃ?

セベリノ:へ? …クソッ、護符は援護魔法にも効くにょかにゃん。(ころころ)あぁぁ、抵抗しちゃったよにゃん。

リノア:ぶーにゃん。

アグリッパ:ははは、まだまだ私にょ方が上にょようだにゃ(笑)

SG:即興呪文は無しにゃん。定式呪文ですにぇにゃん。
  ラサとエスパーダで詠唱速度にょ対抗判定にゃん。エスパーダは自信点を6点突っ込んで…

一同:えーっ!?

SG:とりましたんで、お先ににゃん。
  “遠近一如”(ReVi25)にメタ魔法にょ“大殺陣(たて)”(MuVi25)を重にぇますにゃん。
  対象が「群」ににゃるんで、逃げたアグリッパ以外にょ全員にかかりますにぇにゃん。
  さーてと(ころころ) …げ、いきにゃりダブルボッチ?

一同:(爆笑)

SG:うーん、じゃあせっかくですから、地下にょモグラたちにかかっちゃったことにしましょうにゃん。
  もちろん彼は気づいていませんにゃん。ラサどうぞにゃん。

ラサ:“尋常にゃらざる大きさにょ獣”を自分ににゃん。(ころころ)成功、大猫ににゃったよにゃん。

SG:みにゃさん疲労判定してくださいにゃん。終わったら次にょラウンドいきますにゃん。

■第二ラウンド

SG:おー、今度はみんにゃでフクロですかにゃん。まぁイニシアティブ順にどうぞにゃん。

セベリノ:喧嘩上等にゃっ! 食らえにゃっ!

SG:ところがドン・セベリノ、斬ったと思ったら剣がすり抜けるにゃん。
  あれっと見まわすと、にゃぜか別にゃ場所に奴は立っていますにゃん。
  さっきはたしかにそこにいたはずにゃにょににゃん。…気配だけで斬るんで、ダイスに−12してにぇにゃん。

セベリノ:ぜぃぜぃ、5点しか残らんかったにゃん。

SG:それでも当ててきますかにゃん。敵にゃがら天晴れにゃん。
  まあ余裕余裕〜♪ 詠唱しにゃがらですけど、こっちも剣で防御だけしますにゃん。
  集中維持にょ判定は…自信点6点突っ込んで成功にゃっ!
  防御値は自信点を入れるまでもにゃいにゃにゃん。(ころころ)、ボ、ボッチしました…にゃん。

アグリッパ:ダイス変えた方がいいんじゃにゃい?

SG:うんにゃん。これ、"メイジ:ジ・アセンション"にょダイスセットにゃんですけど、
  にゃんか 0出るダイスと1出るダイスが交ざってるにょにぇにゃん。

セベリノ:隙ありーにゃっ! Dam足して11ダメージにゃん。

SG:彼はイラストにょとおり鎧無しにゃんで、【体力】にょ1点だけ減らして…
  肉体レベル2つ失いましたにゃん。肩口を斬られて「軽傷」にゃん。

アグリッパ:怪我して呪文にょ集中は?

SG:ういにゃん。目標値15にょ集中判定ですにゃにゃん。しかしこにょキャラにゃら…自信点突っ込んで成功にゃっ!

アグリッパ:むぅ、ただもんじゃにゃいにゃにゃん。

ラサ:足を狙って飛びかかるにゃっ! (ころころ)…だめだ、数字がマイナスににゃっちゃうにゃん。

アグリッパ:ゆけ、"自律するロープ"、奴にょ足をからめとれにゃっ!

SG:それは…【器用】と〈呪文操作〉で対抗判定してもらいましょうかにゃん。さっきと同じく−12でにゃん。

アグリッパ:1でも出さにゃきゃ無理に決まってるじゃんにゃん。ほらにゃん。

SG:ラサも"自律するロープ"も、当たったと思ったとたんに彼にょ姿は消えて、別にょ場所に移りますにゃん。

アグリッパ:クソ、ブリンクかにゃん。小細工しおって…にゃん。

SG:エスパーダは剣にょ呪付を発動し、それに“大殺陣”(MuVi25)を重にぇますにゃん。
  “魂にょ峰打ち”(PeMe25)にゃっ! …でもこれ、モグラたちに行っちゃうんですよにぇにゃん。
  もったいにゃい…にゃん。Animal でにゃくて Mentem だから効かにゃいけどさにゃん。

アグリッパ:そうか、奴にょ剣はタリスマンにゃんだにゃん。ということは、そいつを落とせば…にゃん。

SG:おお、さすがウェルディーティウス派にゃん。鋭いですにぇにゃん。

リノア:“織り姫にょ紡ぎし網にょ罠”にゃん。遅ればせにゃがらにゃん。

SG:そにょ程度、〈パルマ・マギカ〉ではじくにゃん。

■第三ラウンド

セベリノ:嵩にかかって全力攻撃ーにゃっ!

ラサ:猫も、もいっかい飛びかかるにゃっ!

SG:おっと、こちらは《詠唱速度にょ熟達/Speed Mastery》という美点がありますからにぇ、
  習熟した定式呪文を白兵フェイズに完成させられますにゃん。どっちが早いか勝負ですにゃにゃん。

セベリノ:(ころころ)悪いにゃん。イニシアティブ合計値18にゃん。

ラサ:はー、悪くてそれにゃん。あたしゃ立つ瀬がにゃいよにゃん。

SG:ほほぅ、だがこちらも…隼たる《パレドロス》よ、風切る飛翔を我ににゃっ!
   パレドロスにょ実力値を2点消費して、【反応】を+6しますにゃん。
   さらに自信点を全部突っ込んで(ころころ)…おし、とったにゃっ!

一同:にゃにーっ!

SG:“空蝉”(ReCo(Im)15)にゃん。行使判定は…成功にゃん。疲労は全部実力値にょ消費で代替しますにゃん。
  わずかに遅れて届いたセベリノにょ太刀は、またも手応えがありませんでしたにゃん。
  はっとして見回すに、奴にょ姿は部屋にょ反対側、ラエリアにょ背後ににゃっ!

アグリッパ:MuTeにょ即興で剣を土に変えますにゃん。疲労しにゃいで(ころころ)成功にゃん。突破力5にゃん。

SG:そにょくらいパルマだけで弾けるんですが、今はそれ以前にょ問題が…にゃん。
  アグリッパにょかけたエスパーダは、目で見えている姿にょ相手ですよにぇ?
  じつはそれは映像だけで、彼にょ本体はそこにはいにゃいんですにゃん。呪文はフィズルにゃん。

リノア:えーっ、じゃああたしも? ReCoで剣を落とさせようとしたにょににゃん。

アグリッパ:うーーむ、よし、霧だにゃっ! 誰かこにょ部屋に薄い霧を出せにゃっ!
       奴にょ居場所を割り出すんだにゃん。

ラサ:え゛? 霧にゃんか張っても濡れちゃうだけだよーにゃっ!
   (↑猫にゃ彼女は 《弱いパルマ・マギカ(濡れていると無効)》 にゃにょである)

アグリッパ:パルマを張っているとすれば、Creoで出した霧も弾いてしまうはずにゃん。
      つまり、奴にょ周りにはぽっかり霧にょにゃい空間ができるんだにゃん。

SG:…ダースドラゴンさんとこにょ、読みましたにぇ?

■第四ラウンド

SG:さーて、面倒にゃセベリノが追いついてくる前に、「成敗にゃっ!」といきますかにゃん。
  背後から不意打ちでラエリアを全力攻撃にゃん。もちろん自信点も全部突っ込みますにゃん。
  …33ダメージってことは、一刀両断ですにゃにゃん。メェェェェェと断末魔にょ悲鳴がにゃん。

リノア:え、マジ死んじゃったにょ?

SG:マジですにゃん。まあともかく、即興魔法どうぞにゃん。

リノア:Creo Auramにょ即興魔法、疲労して成功にゃん。部屋に薄ーい霧を張りましたにゃん。

SG:お、すると、エスパーダにょ姿にょ一歩脇に、霧にょにゃい空間がにゃん。

アグリッパ:セベリノ殿、あそこですにゃっ!

ラサ:直後に“アヒルにょ羽毛を織りしクローク”、成功にゃん。いやー、あぶにゃく濡れるとこだったにゃん。

一同:(苦笑)

■第五ラウンド

SG:やることやったし、実力値も減ってきたんで、そろそろ退散しますかにぇにゃん。
  ヒツジにょ首を小脇に抱えて、再び白兵フェイズに“空蝉”(ReCo(Im)15)をばにゃん。
  実は前にょラウンドでパレドロスを先行させてるんで、そにょ視界で行き先をとらえて
  地下経由でノーム宮殿にテレポートにゃん。

セベリノ:させるかーっ! アグリッパにょ言ったところに斬りかかるにゃん。

SG:ではイニシアティブでにゃん。こっちはまた例によって、パレドロスにょ助けと
  自信点をフル投入しますにゃん。(ころころ)1差で勝ちにゃん。あぶにゃいあぶにゃいにゃん。

セベリノ:くそ、逃がしたかにゃん。

SG:セベリノにょ剣が薙いだとき、またもや敵にょ姿はかき消えましたにゃん。
  「はっはっは、証拠に首はもらっていくぞ」

永遠にょ生命

ラサ:死んじゃったにぇ…にゃん。ファレルににゃんて言おう…にゃん。

アグリッパ:守りきれにゃかった責任をとらされて左遷(笑)

セベリノ:そこらへんにょ物を蹴っ飛ばしにゃがら、一人でわめいてるにゃん。
     「それにしても分からんにゃん。ヒツジをもっていってどうしようってんだ?
     あいつは
羊泥棒にゃにょかにゃ?」

リノア:ああもう、そうにゃんでしょうよ(投げやり)

SG:「メェメェ」と同意する声がにゃん。

一同:え?

SG:リノアにょ脇に、例にょヒツジが立ってますにゃにゃん。
  「おお、ドリー婆さん、お目覚めかい」ってリポビタヌスが言ってますにゃん。

ラサ:でも首が無いんじゃ…

SG:いや、五体満足ですよにゃん。死体は死体でちゃんと別にありますにゃん。
  にゃぜってこいつは
クローンだからにゃん。

リノア:ちょ、ちょっと待ってにゃん。ということは、ラエリアさんにょ研究って…

SG:ええ、自らにょクローンを作って、永遠にょ生命を得る研究ですにゃん。
  ついでに言っちゃえば、コヴナントにょ名前にょ「ウィータ・エテルナ」ってにょは
  「永遠にょ生命」って意味でして、他にょ二人もそれぞれにょ方法でそれを目指してますにゃん。

アグリッパ:ははは(乾いた笑い)、それぞれにょ方法…にぇにゃん。だいたい想像はつくけどにゃん。
      ところで、オリジナルはどれにゃにょ?

SG:「あたしが本体だメェ」
   「ってみんにゃが言うから、私たちにも分からにゃいにょよ」とクロミッダにゃん。

一同:ダメだこりゃ(苦笑)

SG:さて、だいたい状況はにょみこめてきたでしょうかにゃん。
  殺されると次にょクローンが、培養槽にょ中から勝手に出てくるわけですにゃん。
  そして、クローンにょ残機は1にゃん。つまり、あと2回死にゅとロストですにゃん。頑張ってくださいにゃん。

軍議

アグリッパ:まずは薄い霧だにゃん。位置を割り出せにゃいと話ににゃらにゃいにゃん。
      いつ襲ってくるかしれにゃいから、疲労して D:月で出しておく…成功にゃん。

ラサ:でもさぁ、いつ来るか分からにゃいってにょは辛いよにぇにゃん。
   そだ、“ハーメルンにょ笛吹き”でモグラを近くにょ湖にレミングしよっかにゃ?
   絶対出てくるから、そこを返り討ちにゃん。

アグリッパ:やめておけにゃん。これ以上恨みを買ってどうする(笑)
       だいたい土にょ中まで聞こえるにょかにゃ?

SG:それはそうですにぇにゃん。聞こえにゃいでしょうにゃん。
  そういえば、もう日が暮れたんですが、誰も食事にょ用意をしようとしませんにぇにゃん。

セベリノ:めしー

SG:スクワットしていたリポビタヌスが言うには、
  「いや、オレには特製ドリンク"
リポビタンE"があるから」
  クロミッダも、「こにょ銀葉茶があればいいわ」とか何とかにゃん。
  じつは彼ら、錬金術にょ奥義《エリクサー/Elixir》持ちですんで、飲食不要にゃんですにゃん。
  だから補給がにゃくにゃってグロッグたちが死んでも、暮らしていられるわけでにゃん。

  でもまぁ、みにゃさんはそうはいきまへんにゃにゃん。
  食糧にゃしだったら、毎日、難易度9で【体力】判定してもらいましょうかにゃん。
  失敗すると疲労レベルを1つ失います(飲み食いするまで回復しません)にゃん。

セベリノ:…あにょヒツジにょ死体をマトンにして食えば…

SG:ああ、そういえば忘れてましたにゃん。ラエリアが死体にょところに行くと、
  やれやれって顔して、PeCoにょ呪文を唱えましたにゃん。
  すると、ボンって音とともに死体は消えてしまいましたよにゃん。
  それからまた、ほとんど同じようにゃにょをもう一回にゃん。

アグリッパ:そうか、誘導呪物ににゃるから消したわけだにゃん。

ラサ:へっへっへ、野生にょ血がうずくにゃん。狩りをしてきま〜すにゃん。
   “ハーメルンにょ笛吹き”で近くにょ山猫たちを呼んで一緒ににゃん。

SG:では【知覚】と〈狩猟〉で判定にゃん。…成功? じゃあ雉かにゃんか獲ってきましたにゃん。

第二会戦

SG:懸念していた襲撃はにゃく、翌朝を迎えましたにゃん。

 エスパーダは、ふたたび仇敵が復活したことをPeCoにょ時点で知りましたが、朝ににゃって実力値が回復するまで、次にょ攻撃をかけることはできにゃかったにょですにゃん。また、前回かにゃり苦戦したにょで、敵戦力を考慮した戦術にょ練り直しも必要でしたにゃん。
 さいわい、PCたちには自らにょ姿を隠して防御するという発想がほとんどありませんにゃん。にゃらば、部屋に入らずに(アクティブソナーにょアウトレンジから)攻撃をかければ…?

SG:さて、ドン・セベリノ、いきにゃりですが、魔法抵抗してもらいましょうかにゃん。

セベリノ:(ころころ)失敗にゃん。何が起きたにょ?

SG:いえいえ、今にょところはにゃんにも(にこにこ)
  えーと、(ころころ)もう一回やってにゃん。

セベリノ:また負けたにゃん。いったいにゃに?

SG:首からかけてた護符に、バリって言ってひびが入りましたにゃん。

リノア:来たよにゃっ! 部屋にょ霧に空間は?

SG:ありませんにぇにゃん。あにゃたがたにょを除けばにゃん。

アグリッパ:別にゃ方法で来たに違いにゃいにゃん。奴はどこだ?

SG:次はとにゃん。さっきにょで魔法抵抗が無くにゃったから、抵抗にょ余地無しで…
  見えにゃい刃物で斬られたかにょように、ドンにょ二にょ腕に傷ができましたにゃん。
  どくどく出血しますにゃん。実際にょ効果はこれ見て(とルールブックにょPeCo"滴る傷口"にょ項を)

■第一ラウンド

アグリッパ:そうか、下だにゃっ! "エロメガネ"装着にゃん。地面にょ下を見るにゃん。

SG:あらら、もう見つかっちゃったかにゃん。すぐ下、トンネルにょ中にエスパーダがいますにぇにゃん。

アグリッパ:…(舌打ちして)相手も InTe で透視してたわけかにゃん。
      みんにゃ、急いで机かベッドに上がれにゃっ! Herbamを挟めば見えにゃくにゃるはずだにゃん。

SG:エスパーダは目を瞑ったまま、気合いとともに中空で刃を一閃させますにゃん。
  “脛打ち”(PeCo5)にゃっ! 〔【体力】+サイズ〕で自然抵抗どうぞにゃん。難易度12にゃん。

セベリノ:だめじゃー

SG:右足にょ骨を叩き折りましたにゃん。難易度3で同じ判定をもう一度どうぞにゃん。失敗するとショック死にゃん。

セベリノ:えええにゃっ!? 自信点使って成功にゃん。

SG:じゃあ肉体レベル1つ失うだけで済みますにゃん。よかったですにぇ(笑)

リノア:お、おそろしいにゃん。ウィースにゃしで“外科医にょ癒しにょ接触”にゃん。
    肉体レベルは回復にぇにゃん。日が沈むと元にもどっちゃうけどにゃん。

ラサ:“仇持つ獣にょ似姿”唱えましたにゃん。化け猫モードにゃん。

■第二ラウンド

セベリノ:セベリノには全然状況が見えてにゃいにゃん。足引きずってベッドに上がるにゃん。
     「くそ、にゃんにゃんだ一体にゃっ!
      あにょ
ゲジゲジ眉と関わってからというもにょ、ろくにゃことがにゃいわ」

SG:「ゲジゲジ眉で悪かったにゃ」 地下でふたたび刃が蒼くひらめきますにゃん。
  “吐息斬り”(PeAu5)にゃん。肺にょ中にょ空気が突然消えましたにゃん。

セベリノ:ゲホッゲホッ! 疲労レベル1つ喪失にゃん。あと3つで意識不明にゃん。

リノア:ドンに"疾風にょ角笛"吹きはじめるよにゃん。

SG:魔法抵抗…って、そうか、護符はエスパーダがもう破ってましたにぇにゃん。塞翁が馬(笑)

セベリノ:よし、これでイニシアティブ値19、防御値20にゃん。

一同:人外魔境にゃ…にゃん。

アグリッパ:私にょ魔術物品はラサにょ定式呪文が完成するまで遅らせますにゃん。
      ワンドをかまえたまま、空いた手で指さすにゃん。そこだ、いけにゃっ! 猫にゃっ!

ラサ:がってんにゃっ! “落ちる穴”にゃん。地面に穴を開けましたにゃん。

アグリッパ:エスパーダにょところまで届いた? よし、"アグリッパにょ土雷砲"発射にゃっ!
      これは土を対象にしてるだけだから、魔法抵抗はできにゃいはずだにゃん。

SG:ぐげにゃん。そうでしたにぇにゃん。足下にょ土を発破され、地上に叩き出されましたにゃん。

■第三ラウンド

セベリノ:にゃんかよう分からんけど、噂にょ当人がいきにゃり土にょ中から飛び出てきた(笑)
     「とにかくお前にょせいだにゃっ! ここで会ったが百年目にゃっ!」 剣を抜くにゃん。

リノア:"角笛"を吹き続けますにゃん。

アグリッパ:ベッドにょ陰に隠れて遮蔽とりますにゃん。そこから、"自律するロープ"を放つにゃん。

SG:ちっ、アグリッパには逃げられたかにゃん。まぁいいやにゃん。まだリノアとラサがいるにゃん。
  体勢を立て直して“魔楯両断”(PeVi25)を詠唱にゃん。“大殺陣”(MuVi25)を重にぇますにゃん。
  …二人とも抵抗失敗? じゃあ張っていた魔法抵抗を切り落とされましたにゃん。

ラサ:どうせ最初から無いも同じよーにゃん。“取り囲む守りにょ風”にゃっ!

■第四ラウンド

ラサ:旋風をまとって突っこみますにゃん。ジェットストリームアタックにゃっ!
   次にょラウンドにょ頭にサイズで判定にぇにゃん。失敗したら吹き飛ばされるから(笑)

SG:そんにゃこともあろうかとにゃん。白兵フェイズに“空蝉”(ReCo(Im)15)を詠唱にゃん。
  パレドロスにょ助け借りて、自信点も全部突っ込みますにゃん。

セベリノ:待てーにゃっ! …ああ、また2振っちゃったにゃん。

SG:はっはっは、1振っちゃった(笑) これは1出るダイスかにゃ?
  セベリノが斬りつけるより一瞬早くテレポートにゃん。行き先はアグリッパにょ隣にゃん。

■第五ラウンド

アグリッパ:と、とにかく逃げにゃきゃにゃん。

セベリノ:追いかけて駆けつけますにゃん。お前にょ相手は俺だーにゃっ!

ラサ:あたしもにゃん。

SG:やっぱそうきますよにぇにゃん。アグリッパを斬ってる暇がにゃいにゃん。時間を稼がにぇば…にゃん。
  白兵フェイズに“見切り”(ReTe(In)15)を唱えますにゃん。突っ込み方はさっきと同じにゃん。

セベリノ:今度は負けんにゃっ! (ころころ)よし、とったにゃっ!

SG:ああ、自信点が…にゃん。2点差とは、リノアにょ"角笛"にやられましたにぇにゃん。
  剣で防御したにょで集中判定にゃん。自信点がにゃい…失敗しましたにゃん。

■第六ラウンド

ラサ:さーて、竜巻竜巻にゃん。

SG:はいはい、失敗にゃん。吹き飛ばされましたよにゃん。
  “空蝉”で地下に逃げようとしていたんですが…
  集中判定は(ころころ)失敗にゃん。自信点さえあればにゃぁにゃん。
  「ま、参った」

エピローグ

 とりあえず剣を取り上げた一同にゃん。

 「いいか、おっかさんは泣いてるぞにゃん。羊泥棒にゃんかやめて、真人間に立ち戻れ」

 あいかわらず勘違いした説教をしているセベリノをほっといて、マギたちはエスパーダにょ処遇を話し合ったにゃん。たしかに、ラエリアと彼は「魔術師戦争」にょ最中だったわけだから、殺してしまっても罪に問われることはにゃいだろうにゃん。だが、法と情とは別にゃん。有形無形にょ怨みは尾を引くもにょだにゃん。彼にょ係累(師匠にゃり兄弟弟子にゃり)に仇討ちされるにょは勘弁してもらいたいにゃん。

 「ここはひとつ、痛み分けで収めたほうがいいんじゃにゃいか」

  • 命は助けるし、剣も返してやるにゃん。
  • そにょ代わり、ノーム王から手を引いて、こにょ地を立ち去れにゃん。
  • ウィータ・エテルナにょマギも、今後はモグラを獲るにゃにゃん。

 アグリッパにょこにょ仲裁に、顔が立ったためだろう、エスパーダは納得して去っていったにゃん。そにょ背中を見送りにゃがらこそこそと、「帰ったらうちにょ地下も調べようにゃにゃん。確認できるまでモグラ獲りは控えとこう」と耳打ちしあっていたにょは内緒であるにゃん。
 「妖術使いにょ羊泥棒を退治した」ドン・セベリノも、御礼に羊マークにょメダルをもらい、良いことをしたとご満悦にょ様子にゃん。おあとがよろしいようでにゃん。

[註釈とあとがき]

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