「超常」分類の欠点

 四異界(魔法界・妖精界・神聖界・地獄界)に由来する超常現象の欠点群です。

 総じて呪いの要素が色濃く、受けてしまった無辜の民(コンパニオン)は安穏とした人生を奪われ、一生を通じて切実にこれらと対峙していかざるをえなくなります。シャーロック・ホームズの許に「最近わたくしの身の回りで立て続けに奇妙な事が起こりますの」という書き出しの依頼状が届くように、隠棲する賢者(マギ)のところへ救いを求めて訪れる理由としても自然で、サガの良い発端となるでしょう。
 こうした呪いを解除するのはPeViの領分ですが、解呪の目標値はルール的には設定されていません。サプリメントで参考になる記述を探せば、"HoH:Mystery Cults"のウェルディーティウス派の章に、同様の呪いに対して小で25・大で50というのがあるのですが、実際的には、対処療法で食い止めてキャラの個性の一環としたり、SG裁量で元凶や解除キーを設けて物語のネタにしたり、といった方式になることと思います。

 なお、超常の美点のみならず、これら超常の欠点でも、これを持つキャラクターは対応する界に調和し、その界のオーラなら中にいても歪曲値が増えずにすみます。一方で、ArM5の関連記述を見るかぎり、美点の方とは違って、欠点を持っていてもそれはヘルメス魔術や他の超常能力を習得する妨げにはならない模様。

■大の欠点

■小の欠点

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