「性格」分類の欠点

 キャラクターの人柄を色づけし、行動の指針を与える欠点群です。あくまでも単なる性格であって、命にかえてもというような妄執ではありません。数値的なペナルティを含むものはわずかで、それにしても他の分類の欠点に比べれば遙かに軽く済みます。キャラ立てを助けてプレイの手掛かりになり、そのうえ欠点としてポイントも稼げるのですから、これはもうボーナスといって差し支えないのではないでしょうか。

 積極的に取りたい性格欠点ですが、取得数には上限が課せられています。

  • 大の性格欠点を複数とるのは禁止。
  • 小の性格欠点もなるべく一つ一つ以下に(グロッグは別)。
  • 性格欠点全体で一人二つまで。

 つまり、「大一つ」「小一つ」「大一つ&小一つ」「小二つ」がとりうる選択肢となります。性格欠点はあまり多すぎてもプレイしきれずキャラの焦点がぼやけてしまいますから、これは大事な制約です。自分にプレイできる内容/範囲で取るようにしましょう。

 性格欠点のコスト評価は、性向の強さというより、キャラクターの自発的な行動を引き出すかどうかや、人生に与える影響をもとに決められているようです。ただし、『異界の諸力(Realms of Power)』系のサプリメントには、キャラクターの性格(personality traits)に関連して、大の性格欠点は±6、小の性格欠点は±3にそれぞれ相当との記述もあったり(ただし、これらはキャラクターの性格欄に直接付与されるわけではありません)。
 また、小の性格欠点に関しては、基本ルール本文の様子からすると、自信値1点消費さえすれば、切羽詰まった状況でなくとも一時的に無視できる模様です。内気な少女が勇気を出して「わたし、ちょっと、がんばってみたの」とか、そんな感じ。

■大/小どちらとしても取れる欠点

■小の欠点

[戻る]