楽士の呟き

2008年冬

12/8

 秋口からクリスマスまでは例によって演奏会シーズンで、前回の更新からもう一ヶ月も経ってしまいました。今回もあんまりネタがないので、開き直って最近の演奏の録音からいくつか(wmaファイルです)。

『カンパネラに恋して』
PSの『エリーのアトリエ』から。このゲームの舞台となる街には、依頼の仲介をしてくれる飛翔亭という酒場がありまして、ときどきそこに数人組の楽団が来て演奏していきます。私も同じ旅芸人なので、彼らのナンバーから一曲頂戴してみました。本来ならアコーディオンほか数人がかりで演奏するのをチェンバロ一台に無理矢理押しこめた上、ポピュラー系のアレンジは経験がほとんどないので、少々ガタが来ていますが。
『音楽への別れ』『ジェイムズ・ベタ氏』『アレトゥーサ号』
アイルランド最後の吟遊詩人と言われた盲目のハープ奏者カロランの小品を三曲(辞世・肖像画・船乗り歌と、各種取りそろえております^^;)。カロランの生きた時代はチェンバロの黄金期と重なります。土着のハープ弾きとしては珍しく、カロランは宮廷のバロック音楽に憧れていました。もっとも、彼の音楽の基調はあくまでもアイリッシュの土俗の音楽です。そんなカロランに、ここではチェンバロ編曲という形で、宮廷楽器の側から歩み寄ってみました。
『パルティータ第2番』
大バッハの作品から(長いので冒頭の一楽章だけ)。これは生粋のバロック音楽にしてチェンバロ曲。一応こちらが私のメインです。念のため(笑)

12/24

 昨日のクリスマスライブで、年内最後の演奏会を終えました。24日が休日でなかったために、一日前倒ししたわけです。毎年クリスマスには何かしら演奏会があるものですが、今年はおかげで何年かぶりに、自分のためだけの静かな聖夜を満喫できそうです。まあ弾き倒すクリスマスも好きなんですけどね。たまにはいいでしょう。

1/1

 felix sit annus novus.
 あけおめことよろです。昨年はアルス・マギカだけ数えても10セッション(フォッソル3・Outpost Saga3・BAN-CON2・elle-con1・mixi平日コミュ1)、他にもあれやこれや遊ぶことができ、大変充実したTRPGライフでした。若干遊びすぎのきらいも無きにしもあらずですが(^^;)
 新年の遊び初めは1/13-14の二日間。泊まりがけで上京して、3セッションからなるミニキャンペーンをやってくる予定です(現在オンラインでキャラメイク中)。TRPGのために東京に遠征するのにも、いつの間にやらすっかり慣れてしまいましたなあ。o ○

1/6

 ペンドラゴンの5版を今更ながらPDFで買って、ちらちらと読み始めています。D&Dの4版も面白そうだし、欲望に限りがなくて困ります。D&Dの方は高くてまだ買えてないのですが、思えば、東京遠征一回分の旅費でコア3冊を揃えられるんですよね。もっともそれらのセッションには、それだけの魅力があるからこそ通っているわけで、惜しいとはこれっぽっちも思いませんが。

1/22

 気がついてみれば、アルス・マギカも第五版が出てからもう四年になるんですよね…。幸いにもサプリメントは順調に刊行され続け、基幹となるものだけでも、流派本は全冊済み、異界本も来月の妖精本をもって一揃えになります。ここまで整備してくださった Atlas 社の方々には、本当にお疲れさまと感謝したいです。これからどういう展開に向かうか楽しみにしています。

 私自身はというと、昨年はあれこれハウスルールなぞ考えてみたりしていましたが、最近は vanilla なルールに立ち戻って、そこから運用を考えてみようかと思うようになってきました。
 あと近頃フォッソルの方のサガでちと泣き所なのは、今後話の中心にしていこうと目論んでいたキャラクターのPLが、就職活動でセッションに出てこられなくなり、就職後についても(引っ越すかもしれないので)見通しがつかないこと。とりあえず春まで様子をみて、どうするか考えますかねぇ。

2/4

 休暇を過ごすとき、「休む」と「遊ぶ」のバランスを取るのは、見かけほど簡単ではないようです(少なくとも私にとっては)。1月は「遊ぶ」に傾きすぎて、気力体力の回復度合いが不十分でした。Fローズの夢見や感情のルールをちょっと思い出しますね。

 それとこのごろ、以前共訳プロジェクトでご一緒していた方々のことがよく思い出されます。幾人かの方とは今でも交流がありますが、他のみなさんも元気にしてらっしゃるかな…? またどこかで話したり遊んだりできたらいいのですが。

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