楽士の呟き2005年冬12/6このごろはどうも、練習中よりもコンサートの本番が、一番良い演奏になります。ステージに上がって弾き出すと、自分でも分かるくらい反応が鋭敏になって、実力以上に、然るべき方向に然るべき音が行くような感覚があるのです。なんかテュータルス派っぽいというか。毎度毎度、自信値の大量消費によるブーストで難局を乗り切り、その成功によって、消費した以上の量の自信値を獲得するというサイクルですね(^^;) それに、
おい、それでいいのか? 訓練とか読書とかはどーなんだ?(笑) 12/9年の瀬が近づいて、正月に始めた連載記事も尻に火がついてきました。美点については年内に完了したいと思ってまして、それでいつになく短い間隔で繰り上げ更新です。あとは週一のペースで上げれば間に合いますかね。 さて今日は、ルールブックの英語につい尻込みしてしまう方へ、背中を押してくれるサイトをひとつ。 ネットゲームのみならずTRPGでも、英語はとにかく体当たりですよ。もうずいぶん前の話になりますが、高校中退の私ですら、260ページくらいの4版基本ルールを丸一冊、半年かけてのんびり訳してみたら、その2季節の「実践(practice)」でレベルアップして、以後とりあえず読み書きに関しては、TRPGに限らずどこへ行っても全然不自由してませんから。 #英語に慣れている方には、上記サイト内の「トロール英語」や「実録会話ログ」のコーナーが面白いです。 12/14私の専門とする17〜18世紀の音楽は、ローマ以来の修辞学の伝統に大きく依拠しています。先日生徒さんにレッスンをしていて、修辞とは何かというところから説明する必要に迫られたのですが、そのとき最初に思い浮かんだ実例が、昔のRPGマガジンで見た次の演説でした。
これをざっくりと分析すると…
同じことを言うのにも、何の気なしにただ「我々は勝つのだ」と言うよりも、こうしたテクニックを駆使した方が、士気は上がりそうでしょ? 日本国憲法の前文も、修辞のスタイルを変えるとこうなります。 12/20「みんな知ってるんだよ。この王子が何を覚えるか」 (冲方丁さん) ドラクエIIって、こんなせつない話だったのか…(;_;) 12/28過密日程でクリスマスも正月もなかった昨年の反省に立ち、今年は12月23日を最後に1月29日まで、まるまる一ヶ月間演奏会を入れずにおきました。去年の分までまったり過ごすつもりです。 もっとも、今年一年はまた我ながら恐ろしいギュウギュウの充実ぶりで、その陰で、目先のスケジュールに追われて先送りしてきた案件も死屍累々だったりします。彼らの供養をしてやらないと区切りがつきませんから、そうそう怠けてもいられません。 1/1 felix
sit annus novus. ただ一方で、更新がこの連載だけになってしまっている点だけは、いささか心苦しくはありまして…。その負い目もあって、年始のプレゼントに、前後編で2セッション分のプレイレポートを上げました。例によってビミョーな風呂敷の畳み方をしてますが、その辺は私の SG としての力量の限界ですんで何卒ご容赦をば。せめて初笑いになれば幸いです。 1/23昨日の夕方ころに、表のカウンタが1万を越えたようです。ゆっくり這って2年半、ここまで辿り着けたのは、訪れてくださる皆様のおかげです。心より感謝を。 2/18もう随分(5〜6年?)前になりますが、TRPGをやめようかとしばらく真剣に悩んだことがあります。当時はまだ長患いの回復途上で、動ける時間がそう多くなかったので、時間のリソースが乏しいなら乏しいなりに、全部を音楽に注ぎこんでかかるべきだろうかと。 でも、あの時やめずにいてよかった。 今も昔もTRPGは純粋に楽しいのですが、でも私にとってそれは当然の前提で、やめずにいてよかったと思う理由ではありません。それにチェンバロで食っていこうという以上、もしもその邪魔になるのなら、たとえどんな楽しみでも捨てられる覚悟がいりますしね。 やめずによかったと最近しみじみ思うのは、自分の世界が格段に広がっているからです。英語やラテン語を読み書きできるようになったのはTRPGがきっかけでしたし、音楽以外の様々な分野の方々と知り合い、同業者にはまず入ってこない情報も多数キャッチできて、得たものは数え上げればきりがありません。 もっともこれらは、別にチャンネルがTRPGでなくともよかったのかもしれないですし、インターネットあればこそではありますが。なんにせよ仕事以外の趣味って大事ね。一者に両手とも結んで自閉してしまうことなく、片手だけつないで、もう片方の手は世界に広く伸ばし…。 2/24年明けからこのかた、日常業務のかたわら今後数年先を見通しての基盤作りに精を出し、結果としてシーズンオフにもかかわらず相変わらずバタバタしております。貧乏暇なしを地でいっているもので、昼飯は自動車で移動しながら、家で水筒に詰めたお茶と、焼いてきたトーストをかじっている次第で。これで角を曲がってヒロインにでもぶつかれば学園物の主人公ですが、運転中にぶつかっては洒落になりまへん(笑) [戻る] |