Et tu, Brute!註釈とあとがきプレイ:2000/09/15 ■ダンジョン今回のコンセプトの一つに、アルス・マギカでダンジョンものをやってみよう、というものがあります。ルールがルールだけに、まともなダンジョンアタックにはしませんでしたが。 鍾乳洞の地図はこちら、レギオー内の屋敷の間取りはこちらをご覧ください。屋敷の方は、建築の本をたよりに、さわりだけ考証とってあります(だいぶ歪めてますが)。レギオーの内外で微妙に対応しているので、見比べてみると吉。 文中で鍾乳洞の用語がいろいろ出てますが、詳しくはここらへんをご覧になるとよろしいかと。私自身は百科事典の記述をもとに構成し、プレイ時には国定公園の写真集からとってきた画を見せていました。 ■『ジュリアス・シーザー』 お気づきの方もありましょう、シェイクスピアの悲劇『ジュリアス・シーザー』が種本です。 ところで、フィリッピの合戦で敗れたブルータスの遺体は、敵将オクタウィアヌスの手で丁重に荼毘に付され、(一時カエサルの愛人だった)母親の許へ届けられました。その後の行方や墓の場所は、現在に至るまで分かっていないそうです。それがプロヴァンスくんだりにあるというのは純然たるフィクションですが、まあ、それ以外の場所にあるという証拠もまたないわけでして。 "ブルータス"だけが英語読みになっている(ラテン語でそろえるなら"ブルートゥス"のはず)のは、少しでも知名度をもとめたためです。もっとも、うちのトループでは残念ながらこれでも空振りでした。 ■オープンダイス 私は常にオープンダイスです。理由はいくつかあって、まず「ダイスを振るだけで盛り上がる」(弁の立たない私にとっては、楽に活気が出せてたいそう有り難い)。まあ、私はダイス目が悪いので、どうせPCを殺すような出目はないだろうと高をくくっている面もあるのですが。 というわけで、クライマックスでゲルマニクスが0を振ったのは本当。メーヤ役の外道丸氏がしきりにノロイをかけていたせいにちがいない。あの場合、いったんボッチダイに移行してしまえば、もうなかなか助かりません。なにせ魔法オーラのせいで7個、レギオーなのでさらに倍で、ボッチダイ14個という強烈さですから。 でも実のところ、本当に大事なのは、ボッチの効果をどうするかなんですよね。それを物語づくりにどう生かせるか。ストーリーガイドの力量、さらにはトループ全体の力量が問われます。今回はストーリーテリング上、正しい判断ができたと思っていますが、私はそういう咄嗟の場面が苦手ですので、あそこで捌けたのは僥倖というよりありません。精進せねば。 [戻る] |