千の顔で俗世に潜り。
全体像:
挑戦と闘争を糧とするテュータルス派に属し、様々な顔を使い分けて俗世に浸透し、陰謀を企みます。人々を操って精巧な謀略を編み上げるのは、テュータルス派にとってたいそう魅力的な課題なのです。
隙のない変装術と精神魔法の手腕の前に、人なら誰しもコロリと騙してしまいますが、動物たちには何故かその胡散臭さを直感的に嗅ぎとられるらしく、猛反発を喰らいがちでどうも苦手です。
特性値:
【知性】+2、【知覚】+2、【魅力】+1、【交渉】+3
【筋力】-2、【体力】+1、【器用】-2、【反応】-1
美点と欠点:
- 多相の貌:容姿や物腰を完全に変化させて、別人になりすますことができます。
- 穏和な天禀:マギは人間からも動物からも嫌われますが、そうした拒否反応を免除。
- 動物を怒らせる:穏和な天禀で免除されたはずの拒否反応が、動物にかぎり復活。
- 苦手な形相:Animal(動物)魔法に関わるすべての値が半減してしまいます。
- 巧みな形相:Mentem(精神)魔法では、詠唱や身振りが不要です。
- 慎重な魔術師:魔法関係のボッチダイスを3つ減少し、破滅的な失敗をしづらくなります。
- 生命燃焼:定式呪文では疲労度/耐久度の支払いで行使値を上乗せ可能(5点/1段階)。
- ウィースの浪費家:ウィースの消費量の1/4が無駄遣いになります。
- 畸形:白子のため容姿が奇怪です。人を惹きつける【魅力】判定に−3。
- 悪癖:平気でたびたび嘘をつくという悪い癖があります。
- 確固たる自信:健やかな自信に満ちています。自信度と自信値が上昇(適用済み)。
技能:
- 母語:5
- ラテン語:4
- 魔術理論:5
- パルマ・マギカ:3
- 自由学科:2
- 哲学:2
- 魔術団知識:2
- ヘルメス法:1
- 多相の貌:3
- 作法:2
- 指揮:2
- 取引:2
- 策略:2
- 魅惑:1
- 地域知識:2
- 人間知識:2
- 詐術:2
- 認識:1
術法:
Creo:6、Intellego:7、Muto:4、Perdo:7、Rego:7
Animal:0、Aquam:3、Auram:3、Corpus:7、Herbam:3
Ignem:3、Imaginem:7、Mentem:12、Terram:3、Vim:3
魔術師の証:
頬を軽くなでられたような感触。
呪文:
- InCo20"容赦なき探索"
誘導呪物でつながる人物の居所を地図上でつきとめる。(基本3,
+4誘導呪物, +1集中)
- InIm20"遠き声聞く耳"
指定した部屋で起こっていることが聞こえる。その部屋もしくはそこにいる人物に誘導呪物が必要。(基本1,
+4誘導呪物, +1集中, +2部屋)
- CrMe20"遠き夢の記憶"
対象の精神に一連の記憶を埋めこむ。[【知性】+ストレスダイス]で9以上を出すと偽物だと気づく。持続が過ぎると記憶は一旦消えるが、対象が後で「思い出したということを」思い出すことはありうる。(基本5,
+1視線, +2太陽)
- PeMe20"記憶の彼方"
対象の精神から一連の記憶を除去する。対象は[【知性】+ストレスダイス]で9以上を出すと、その期間の記憶がないことに気づく。(基本15,
+1視線)
- InMe20"沈黙の問いかけ"
対象の精神に一つの質問をして、その答えを得る。これらは対象の無意識下で行われ、抵抗されないかぎり気づかれない。(基本15,
+1視線)
- ReMe20"眠りの帳を降ろし"
対象の建物内にいる人間はみな眠りに落ちる。(基本4,
+1接触, +3建物)
- InMe30"妬心の囁き漏らし"
術者について対象が思っていることが、術者には音声になって聞こえる。(基本5,
+1集中, +3聴覚, +1複雑さ)
- MuMe15"凡なる鳩のまじない"
対象に情報一つを告げた後この呪文をかけると、その情報は暗号化され、精神探査の呪文で読み取れなくなる。突破力が15以上の呪文には無効。(基本2,
+1視線, +3月, +1複雑さ)
- ReMe30"世論沸騰"
呪文を唱えた後、対象の集団に情報一つ(真偽を問わず)を告げると、持続時間中彼らはそれを出会う人全員に教えたくてたまらなくなる。(基本5,
+1視線, +2太陽, +2集団)
その他:
35歳、自信:2/5、サイズ:0
3種類のレパートリーにわたって、容姿や物腰を完全に変化させられる。
プレイの指針:
Mentem(精神)魔法は詠唱も身振りもいらないので、面と向かって精神探査や記憶操作を行っても相手は気づきません。どしどし活用しましょう。また、人里は基本的に神聖オーラに覆われて魔法の行使にペナルティがつくものなのですが、そこは《生命燃焼》や《慎重な魔術師》の出番です。
また、《多相の貌》によって、3種類の別人になりすませます。通常の魔法であれば、外見は変えられても身に付いた物腰は簡単に変えられないので、そこから見破られるおそれがつきまとうものですが、この《多相の貌》はそこまで含めた完全な成りすましです。どんな人物になりすますのか、レパートリーを考えておいてください。
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