No.21 テュータルス派 A

我が"最愛のライヴァル"はいずこ。

全体像:

 挑戦と闘争を糧とするテュータルス派に属し、溢れる活力でもって誰彼なく秀でた者に腕比べを挑んでいます。勝ち負けに大して興味はありません。白熱するような好勝負を演じること、そしてそれを通して自らを磨き上げることに、熱中しているのです。

 とにかく生気が有り余っており、これを燃やして血を吐きながら膨大な魔力を叩きつけるのが必殺技。勢いがありすぎて反動が来たり、制御に一抹の不安があったりもするのですが、そんなことは全然気にしていません。

特性値:

【知性】+2、【知覚】+1、【魅力】+1、【交渉】+1
【筋力】+0、【体力】+1、【器用】+0、【反応】+0

美点と欠点:

  • 生命直結魔術:生命を削って、即興魔法で望むかぎりの強度を起こすことができます。これを行うときには、ダイスを振る前に、希望するレベルを宣言します。すると、結果の不足分が疲労度や耐久度の喪失により補われます。
  • 生命燃焼:定式呪文では疲労度/耐久度の支払いで行使値を上乗せ可能(5点/1段階)。
  • 忍耐力:疲労/負傷による行動ペナルティを1点ずつ緩和。苦痛に耐える判定に+3。
  • 回復力:負傷からの回復判定に+3ボーナス。
  • 意志堅固:外界によって意志を曲げさせられないための判定に+3ボーナス。
  • 確固たる自信:健やかな自信に満ちています。自信度と自信値が上昇(適用済み)。
  • 無秩序な魔術:即興呪文のレベルが詠唱前の想定から外れると、制御を失います。
  • 苦痛を伴う魔術:魔法をかけるたびにひどい苦痛に苛まれます。重なれば行動ペナルティも。
  • 大好き:腕比べが大好きで、いったん始めると他のことはどうでも良くなります。

技能:

  • 母語:5
  • ラテン語:4
  • 魔術理論:5
  • パルマ・マギカ:3
  • 集中力:1
  • 呪文操作:1
  • 突破:1
  • 自由学科:2
  • 哲学:2
  • 魔術団知識:2
  • ヘルメス法:1
  • 策略:2
  • 取引:2
  • 人間知識:3
  • 詐術:3
  • 地域知識:1
  • 生存術:1
  • 隠密:1
  • 認識:2
  • 格闘:1

術法:

Creo:9、Intellego:5、Muto:11、Perdo:9、Rego:9

Animal:2、Aquam:3、Auram:3、Corpus:2、Herbam:3

Ignem:5、Imaginem:3、Mentem:2、Terram:5、Vim:6

魔術師の証:

生気に満ちた効果。

呪文:

  • CrIg20"火の投槍"
    掌から2フィートの槍状の炎の奔流が出て対象を撃つ。+15ダメージを与える。(基本10, +3声)
  • PeVi20"魔法の匂いを隠し"
    魔力の気配を消し、InVi呪文による探知にひっかからなくする。35レベル以上のInVi呪文には探知されてしまう。(基本効果, +1接触, +2太陽)
  • PeVi20"魔術師の脱力"
    対象の魔力を一時的に奪い、対象のあらゆる魔力行使の判定に-5ペナルティ。(基本効果, +2声, +2太陽)
  • PeVi20"悪魔の永遠の滅却"
    悪魔の地獄実力値を20点低下させる。0になると放逐。(基本効果, +2声)
  • ReVi20"幻獣の檻"
    魔法実力値が20以下の生物は、この魔法円を出入りできない。(結界効果)
  • ReVi20"触れられぬ魔力路の開通"
    術者と対象とを魔法の導管で結ぶ。以後両者に魔法をかける際には、この導管までの距離が射程になる。導管の通せるのは、レベルが20以下の呪文のみ。(基本効果, +4誘導呪物, +1集中)
  • CrIg15"真紅の炎の閃光"
    指定した空中に閃光を炸裂させる。人間の顔面を狙った場合、[【体力】+ストレスダイス]で9以上を出さないと一時的に盲目になる。1分ごとに同じ判定で回復。(基本5, +2声)
  • MuIg(Te)25"火を閉じこめて"
    大きな篝火以下の火と熱を、宝石や金属といった小さく硬い物品に変える。呪文が切れると炎に戻る。(基本5, +2声, +2太陽)
  • ReVi20"労多き呪文の維持"
    術者のかけた持続が「集中」の呪文について、精神集中を代行してくれる。対象の呪文のレベルが20以下の時のみ有効。(基本効果, +1接触, +1陽径)

その他:

35歳、自信:2/5、サイズ:0

プレイの指針:

 定式呪文は強力なレパートリー揃いですが、そのぶんレベルも高いですから、普通に唱えても効果は不十分です。《生命燃焼》による上乗せをセットで考えてください。また、《生命直結魔術》は負傷なし(疲労だけ)でも30レベル近い効果を即興で発動できる、まさに切り札。2時間も休めば疲労は全快しますから、積極的に狙っていって大丈夫です。

 ただ、《生命燃焼》にせよ《生命直結魔術》にせよ、多段階の疲労度消費を前提としているわけですし、そのうえ何であれ唱えれば《苦痛を伴う魔術》によるペナルティまで蓄積されます(疲労度の枠内の□印に記録します)ので、どうしても手数は限られます。回復の時間をどの程度とれるかに常に気を配って、消費を加減しておきましょう。

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