No.19 トレメーレ派 A

トレメーレ万歳!!

全体像:

 堅い結束を誇るトレメーレ派に属し、流派の勢力伸長を目指して日夜活動しています。良くも悪くも組織人で、流派に絶対の忠誠を誓い、与えられた持ち場で最善を尽くします。

 派内での本分は大地魔法を専門としたいわば戦闘工兵で、敵地での拠点作りを担当します。権力階層では今は一士官にすぎませんが、才覚を認めてくれる上位者に出会い、優れた教本や指導者を与えてもらえることも多く、前途は洋々です。

 また、トレメーレ派の嗜みとして政治の心得もあり、投票権こそまだ師匠に預けたままになっているものの、流派全体が政党として働くため、評議会での闘争にも自信満々。

特性値:

【知性】+2、【知覚】+1、【魅力】+1、【交渉】+1
【筋力】+0、【体力】+1、【器用】+2、【反応】-2

美点と欠点:

  • 庇護:子飼いの部下として、トレメーレ派の上位者の庇護を受けられます。
  • 固執:流派のスクラムこそ栄光への道。個人の都合より流派全体への奉仕が優先します。
  • 優等生:先人の研究書巻に従った作業では研究値に+6ボーナス。
  • 創造性の壁:研究書巻に従わないと研究値-3。実験かますと特殊結果表のダイスの数が倍増。
  • 教わり上手:他人から指導を受ける場合、得られる経験値+5。
  • 想像力不足:ウィース研究で得られる経験値が-3。
  • 魔術の専門分野:ケルターメン(魔術決闘)では、低い方の術法を倍付けで計算します。
  • メルクリウス魔法:儀式呪文のウィース消費が半減。即興呪文では常に祭式詠唱が必要。
  • 長命な魔法:即興呪文と定式呪文の持続時間が1d10倍されます。
  • のろま術者:通常の定式/即興呪文の詠唱が所要2ラウンドに。速唱も所要1ラウンド。
  • 苦痛を伴う魔術:魔法をかけるたびにひどい苦痛に苛まれます。重なれば行動ペナルティも。

技能:

  • 母語:5
  • ラテン語:4
  • 魔術理論:5
  • パルマ・マギカ:3
  • 呪文操作:3
  • 突破:1
  • 自由学科:2
  • 哲学:2
  • 魔術団知識:3
  • ヘルメス法:1
  • 指揮:2
  • 策略:3
  • 人間知識:2
  • 詐術:2
  • 隠密:1
  • 認識:1
  • 格闘:1

術法:

Creo:9、Intellego:9、Muto:9、Perdo:9、Rego:9

Animal:3、Aquam:3、Auram:3、Corpus:3、Herbam:3

Ignem:3、Imaginem:3、Mentem:3、Terram:10、Vim:3

魔術師の証:

整然とした効果。

呪文:

  • CrTe20"一夜城"
    儀式呪文。簡単な間取りの小さな石の砦を築く。(基本3, +1接触, +3サイズ, +1複雑さ)
  • InTe20"鉱夫の慧眼"
    3ペースまでの障害物を透過して、行使時に指定した一種類の鉱物を見つける。純度についての情報も得られる。(基本2, +1集中, +4視覚, +1透過)
  • MuTe20"不壊の大地"
    ひとかたまりの泥を100立方ペース以下の石に変える。(基本3, +1接触, +2太陽, +1部分, +1サイズ)
  • PeTe20"舞い散る石粉"
    無生物の固体一つを塵に変える。対象に即した投射制約術法がつく。(基本5, +3視野)
  • ReTe10"見えざる荷運び人"
    【筋力】+5相当の力で対象の無生物を動かす。地面からは6フィート以上持ち上げられない。対象に適した制約術法がつく。(基本3, +2声, +1集中)
  • ReTe(Mu)15"大地の吹き出物"
    直径1ペースの地面をぎざぎざの石に変え、上空に向かって破片を吹き上がらせる。内部にいた者は+10ダメージ。(基本3, +2声, +1部分, +1Muto)
  • ReTe(Mu)15"握る大地の手"
    対象直下の地面から土の手が生起し、対象の足首を掴む。振りほどくには[【筋力】+ストレスダイス]で15以上が必要(1回ごとに疲労判定)。26点以上のダメージでも破壊可能。叩き切る武器はダメージ倍付け。(基本3, +2声, +1陽径, +1部分)
  • InTe30"座りし心を石は話す"
    自然の石と会話する。(基本20, +1接触, +1集中)
  • InTe30"土踏む足の知覚"
    現在地から1マイル以内の地上を動いている者の、方向/距離/重さ/数/移動方法が分かる。(基本4, +1接触, +1集中, +1部分, +3サイズ)
  • ReTe30"大地鳴動"
    半径100ペースの地面を揺さぶる。[【反応】-荷重+ストレスダイス]で10以上を出さないと転倒。(基本3, +2声, +1部分, +4サイズ)

その他:

35歳、自信:1/3、サイズ:0

プレイの指針:

 流派や上位者の庇護を最大限に生かしましょう。流派のためになると説得できれば、魔法資源の供与/貸与、専門家の派遣、収蔵本の筆写など、様々な便宜を図ってもらえます(もちろん、逆もありうるわけですが…)。

 魔術面での特長は何よりも儀式コストの半減。初期状態では儀式のレパートリーは一つしかありませんが、シナリオ内で季節経過があるなら、役立ちそうな儀式呪文の研究書巻を取り寄せてみたいところです。また、相手がマギであれば、ケルターメン(血を流さない魔術決闘)を挑んで決着を図るのが一策。評議会の投票に持ち込むのも吉です。

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