No.18 審問士派 B

正義の女神の心眼は。

全体像:

 魔術団の掟を守る審問士派に属し、卓越した探知魔法の腕前で真実を暴き出します。審問士派の秘伝により、魔術による証拠隠滅さえそう簡単には通じません。

 正義の女神ユスティティアの血を引いたためか、生まれつき目が見えません。しかし一方で、常人に見えないものを見る魔術においては他の追随を許さず、目を瞑ったままでもまったく不自由なく暮らしています。その鋭い心眼は、犯罪者たちの恐怖の的です。

特性値:

【知性】+2、【知覚】+3、【魅力】-1、【交渉】+1
【筋力】-2、【体力】+1、【器用】+0、【反応】+0

美点と欠点:

  • ヘルメスの威光:審問士として法典を施行し違反を裁くという、職務と権限を持ちます。
  • 神秘の血脈:ユスティティアの血を引いています。定式呪文では失敗しないかぎり疲労しません。 また、耳にした事柄の真偽を判別することができます。
  • 魔術の専門分野:魔術視覚に関わる魔法では、低い方の術法を倍付けで計算します。
  • 呪い:正義の女神は目隠しを。非魔術的な通常視覚は機能しません。
  • 幻視:さまざまな光景が脳裏に映ります。これを意識的に制御することはできません。
  • 意志堅固:外界によって意志を曲げさせられないための判定に+3ボーナス。
  • 過敏:わずかな不公正も看過できず、大げさに反応します。
  • 慎重な魔術師:魔法関係のボッチダイスを3つ減少し、破滅的な失敗をしづらくなります。
  • 読書家:本を読んで勉強するのが得意です。得られる経験値+3。
  • 有能な師匠:師匠は教え上手で魔力も強い。徒弟期間の経験値と呪文を追加(適用済み)。
  • コヴナント育ち:外界との関わりが薄く、一般社会とはかけ離れた物の見方をします。
  • 黄昏の誘い:魔法の暴走を止められません。ボッチ1つで黄昏判定。
  • 痩せ形:生まれつき体格が華奢。サイズ-1により耐久力が減少します。

技能:

  • 母語:5
  • ラテン語:4
  • 魔術理論:5
  • パルマ・マギカ:3
  • 突破:3
  • 自由学科:1
  • 哲学:1
  • 魔術団知識:3
  • ヘルメス法:4
  • ローマ法および教会法:2
  • 魔法界知識:2
  • 妖精界知識:1
  • 神聖界知識:1
  • 地獄界知識:2
  • 地域知識:2
  • 認識:3

術法:

Creo:5、Intellego:11、Muto:3、Perdo:3、Rego:5

Animal:4、Aquam:4、Auram:4、Corpus:9、Herbam:4

Ignem:4、Imaginem:10、Mentem:10、Terram:4、Vim:10

魔術師の証:

オレンジの薫り。

呪文:

  • InCo20"部分から全体を"
    誘導呪物(髪や爪)でつながる人間の本性のイメージを得る。衣服や入れ墨など無しの姿。(基本10, +1接触, +1集中)
    習熟1:鋭敏
  • InCo25"マギの抜け毛の察知"
    Corpusの物質が赤く光って見える。本体から離れてどのくらいの時間が経ったかも判別できる。(基本4, +1集中, +4視覚)
  • InIm35"見極めの目"
    20レベル以下の幻の正体を看破する。また、アクティブレーダー的に魔法のスペキエースの反射をみるので、魔法抵抗持ちは暗く見える。(基本効果, +2太陽, +1効果増強)
    習熟1:鋭敏
  • InIm5"覗く眼"
    壁を介して触れた部屋の内部をのぞき見る。(基本1, +1接触, +1集中, +2部屋)
    習熟1:鋭敏
  • InIm25"闇の心眼"
    魔法的に視覚を得る。通常の視覚と異なるのは、暗がりでも見えること。(基本3, +2太陽, +4視覚)
    習熟1:鋭敏
  • CrVi20"薄れた魔力糸の賦活"
    魔力の痕跡は時間と共に薄れて消えるが、−15レベル相当までの残り香を賦活して、持続終了直後の状態に戻す。(基本効果, +1接触, +1陽径, +0円内)
  • InVi20"消えかけた印の痕跡"
    第0強度以上の魔力の技法と形相を判別する。(基本5, +1触覚, +2技法と形相)
    習熟1:鋭敏
  • InVi30"活性魔法の眺め"
    第0強度以上の魔力の存在する場所が光って見える。(基本5, +1集中, +4視覚)
    習熟1:鋭敏
  • InMe30"定命の心を覗き"
    対象の精神をくまなく精査する。(基本25, +1視線)

その他:

35歳、自信:1/3、サイズ:-1

《神秘の血脈:ユスティティア》により、耳にした言葉の真偽をいつでも判別できる。(基本10, +1集中, +3聴覚)

プレイの指針:

 盲目状態だとさすがに不便ですので、"闇の心眼"は基本的にかけつづける方向で。また、"薄れた魔力糸の賦活"は、他の呪文でさらに詳しく調べるための下準備です。"マギの抜け毛の察知"→"部分から全体を"も一連のコンボ。姿を消して隠れた容疑者は、"見極めの目"で見つけ出します。真偽を聞き分けられる特殊能力も忘れずに。

 なお、多くの探知呪文に「鋭敏」の特殊習熟を施していますので、もし隠蔽工作があっても「なにかおかしい」と気づけます。反応があったらより詳しい呪文をかければOK。

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