獣の身体をまるで粘土のようにこねまわす。
全体像:
魔術工芸が専門のウェルディーティウス派に属し、既存の生物の品種改良や、新たな種の創出を研究しています。普通、変化魔法を何度もかけていると本性が歪んで破綻し、対象は死んでしまうものなのですが、数限りない試行錯誤と流派秘伝の呪付技術により、その限界をある程度は克服しました。
特に、以下のような秘薬を調合して投与した馬は成功作で、使い魔にしています。
- 外皮を紫紺に、両眼を熾火のごとき赤に変える
(Muto-Animal 15)
- 額に螺旋の角を生やす (Muto-Animal 30)
- 空中を疾駆する能力を与える
(Muto-Animal 40 (+Rego) )
- 口から+5ダメージの炎を吐く能力を与える
(Muto-Animal 40 (+Ignem) )
特性値:
【知性】+4、【知覚】 0、【魅力】-1、【交渉】
0
【筋力】 0、【体力】+2、【器用】-1、【反応】
0
美点と欠点:
- 卓越(+2):【知性】が通常人の限界を超えて+4に上がります。凡人にはとれぬ魔法の均衡。
- 独創的かつ非凡な才能(+1):独自に新しい呪文や魔術物品を発明するとき+3ボーナス。
- ウェルディーティウスの信奉者(-1):魔術物品の作成に、同名の能力がボーナスになります。その代わり、定式呪文をかけるとき専用の道具が必要。
- 魔術物品(+5):これまでに自作した物品をいくつか持っています(合計50レベル相当)。
- 定式呪文が苦手(-2):魔術工芸の勉強ばかりで、呪文が疎かになっていました。定式呪文の行使判定に−2のペナルティ。
- 融通のきかない魔法(-2):呪文をかけるときに、ウィースを消費して増幅することができません。
- 不器用な魔法(-2):呪文の狙いロールで出目0は自動的にボッチ(大失敗)。<呪文操作>に−3。
- 目標に邁進(-1):どうやったら、被験体の瓦解を避けつつ、変成を重ねていけるか…。
- 視力が悪い(-1):強度の近視です。視力に関係するロールに−3のペナルティ。
- 孤高(-1):人づきあいが嫌いです。品種改良の研究を中断させられたくありません。
- 開始時のウィース(+1*2):投与する秘薬を永続化するために、手持ちの魔法資源を消費しました。
能力:
- 組織知識(ヘルメス):2
- 魔術理論:5
- パルマ・マギカ:2
- 著述(ラテン語):3
- ラテン語会話:5
- 会話(母語):4
- ウェルディーティウス魔法:6
- 乗馬:3
- 鎖状武器:1
術法:
Creo:0、Intellego:0、Muto:12、Perdo:0、Rego:8
Animal:10、Aquam:0、Auram:0、Corpus:8、Herbam:5
Ignem:5、Imaginem:0、Mentem:5、Terram:0、Vim:3
魔術師の証:
紫色の煙に包まれて効果が発現。
呪文:
- "完璧なる獣"(MuAn15):投射具はトパーズの指輪。
- "手乗り馬"(MuAn25):接触/近距離,太陽/永続,個:動物のサイズを-5する。馬(サイズ+2)ならば小鳥くらいになる。投射具は小さな木馬。
- "飢えし獣を冬眠するヒキガエルへ"(MuAn30):投射具は蛙を象った石。
- "荒れ馬馴らし"(ReAn25):投射具は手綱。
- "キルケの呪い"(MuCo35):投射具は陶器の豚。
- "草木から鉄への奇術的変換"(MuHe15):投射具は鉄の小棒。
- "ヘルメス騎士の鎖帷子"(MuHe20):ローブをフルのチェインメイル(防護点12)に変化させる。:投射具は鉄の鎖。
- "火を閉じこめて"(MuIg25):投射具はルビーの指輪。
- "遠眼鏡"(InIm10):遠距離,集中,個:200歩までの場所を望遠鏡のように拡大して見る。:投射具は片眼鏡。
- "見えない荷運び人"(ReTe10):投射具は小さな木偶。
持ち物:
"百獣使いの鞭"(タリスマン)
柄は象牙、先は編んだ獅子のたてがみ。以下に関する呪文のロールにボーナス:勇気(+5)、動物の肉体を支配(+4)、動物に恐怖を呼び起こす(+5)。
"千変万化紙"(下級魔導器)×6枚
華麗な装飾の枠が描かれた羊皮紙。枠内に絵を描くと、この紙は描かれたものへと変化する(チャージ数は1回のみ)。
その他:
自信:3、サイズ:0、ENC:0
狙いロール:-3、集中ロール:+4、速がけの速度:-3
魔法抵抗:10+様式、ケルターメン:+4、季節あたりのウィース最大数:8
黄昏値:1(長寿薬を服用1)
長寿薬により、老化ロールに 5点のボーナス。
使い魔の(魔法改良した)愛馬
金綬:+1、銀綬:+1、銅綬:+1
《疲労の転移》:疲労レベルの喪失を相棒に転移できる。
《傷の転移》:肉体レベルの喪失をダメージとして相棒に転移できる。
《紐帯の有効距離が短い》:以上の効果は相棒と5歩以内にいないと使えない。
使い魔との絆により、以下のものを得ます。
- 疲労レベルの喪失を相棒に転移する力。
- 肉体レベルの喪失を相棒に転移する力。
- (上記二つは、受取側が快復するまで再使用不可。また、お互いが5歩以内にいないと使えない)。
〈格闘〉:INIT -2、ATK -7、DFN -6、DAM +0、接触、SPC
0
鞭:INIT -3、ATK +4、DFN -1、DAM +2、伸腕、SPC
4
鞭(騎乗時):INIT +3、ATK +4、DFN -1、DAM
+2、伸腕、SPC 4
愛馬
ひづめ:INIT +4、ATK +4、DFN +0、DAM +7、接触、SPC
3
角(突進):INIT +8、ATK +7、DFN +0、DAM
+15、伸腕、突進時のみ
プレイの指針:
一緒にいれば使い魔に疲労を転移できますから、即興呪文はどんどん疲労して唱えてしまいましょう。強力な生物でもありますので、なるべく使い魔から離れないように。
荷物も手放してはなりません。指定の投射具をなくせば、定式呪文が使えなくなります。当座必要なものを確保できる"千変万化紙"や魔法補助となる"百獣使いの鞭"は言うに及ばず。
[戻る]
|