No.18 審問士派 B

サタンの軍勢を阻む、聖ミカエルの従者。

全体像:

 教団の掟を守る審問士派に属していますが、職務に熱心とはいえません。マギには珍しいキリスト教徒であり、天稟を神から授かったのは地獄の勢力を放逐するという使命のためだと信じて、悪魔(や悪魔と盟を結んだ人間)と戦うことに専心しています。
 微妙な関係にあるヘルメス教団とキリスト教会の狭間に立って、苦しい思いをすることも多いようですが、そんなときには、揺るぎない信仰が、見守ってくれる天使が、支えになってくれます。

特性値:

【知性】+3、【知覚】+2、【魅力】+1、【交渉】+1
【筋力】-2、【体力】 0、【器用】-1、【反応】 0

美点と欠点:

  • 魔法との親和(+1):悪魔に対抗する魔法に長けています。同名の能力がボーナスに。
  • 特別な状況(+1):神聖領域の中にいるときには、魔法関連のロールに+3のボーナス。
  • 守護天使(+3):御使いがあなたを見守り、霊的な助言を与えてくれます。
  • 真の信仰(+3):奇蹟の可能性。また、教えに沿った行いでは、信仰点を自信点として使用できます。
  • 呪文の発動条件(-1):十字架を握りながらでないと、呪文をかけることができません。
  • 弱いパルマ・マギカ(-3):十字架に触れていないと、魔法抵抗が激減します。
  • 悪い評判(-1):キリスト教に帰依するマギはごく稀です。他のマギたちから軽蔑されます。
  • 審問官(+1):教団に於いて、法典を施行し違反を裁くという、職務と権限を持ちます。
  • 悪癖(-1):地獄の勢力に迅速に対処するため、審理手続きを省略するという、悪い癖があります。
  • 目標に邁進(-1):大天使ミカエルのひそみに倣い、サタンの眷属と戦うのが一生の使命です
  • 出費(-1):財産や収入のうち、いつも1/4程度は教会に寄進しています。
  • 恩義(-1):マギであるのにミサを挙げてくれる神父に、恩義を感じています。

能力:

  • 組織知識(ヘルメス):3
  • 魔術理論:4
  • パルマ・マギカ:4
  • 著述(ラテン語):3
  • ラテン語会話:5
  • 会話(母語):4
  • 魔法との親和(悪魔対抗):4
  • 神学:3
  • 隠秘知識:2
  • ヘルメスの掟:3

術法:

Creo:8、Intellego:8、Muto:0、Perdo:10、Rego:9

Animal:0、Aquam:0、Auram:0、Corpus:0、Herbam:0

Ignem:4、Imaginem:0、Mentem:5、Terram:0、Vim:10

魔術師の証:

手にした十字架が輝きを放つ。

呪文:

  • "浄罪の炎"(CrIg20):近距離,一瞬,個:純白の炎で焼き払う。ダメージは+5(通常人)、+15(悪人)、+25(地獄の勢力)。
  • "聖霊の輝き"(CrIg20):接触,集中,室:部屋の中(屋外なら直径5歩の範囲)を、真昼の陽光に等しい光で照らしつける。
  • "精神の明晰さの回帰"(CrMe10)
  • "明瞭な動機の観察"(InMe10)
  • "超然の魔法"(MuMe15)
  • "正当な権威のオーラ"(ReMe20)
  • "地獄の硫黄臭の検知"(InVi30):地獄の勢力がなした効果の有無を嗅ぎとる。第零強度以上あれば残り香でも検知可能。
  • "地獄の硫黄臭の消散"(PeVi30):地獄の勢力がなした効果(30+クォリティダイまで)を消す。
  • "悪魔の永遠の忘却"(PeVi40)
  • "悪魔に対する防護円"(ReVi40)

持ち物:

ウィース:4*Creo(砂漠の薔薇)、8*Vim(銀色の粉末)

その他:

自信:3、サイズ:0、ENC:0
人格特性:勇敢+2、即断即決+2

評判:審問士(ヘルメス教団) 3、キリスト教徒(ヘルメス教団) 2

狙いロール:+2、集中ロール:+3、速がけの速度:+0
魔法抵抗:20+様式、ケルターメン:+3、季節あたりのウィース最大数:14

黄昏値:2

信仰点:1

プレイの指針:

 教団の掟のこと、キリスト教会のこと、悪魔の陰謀のことと、三界にわたって基本的な情報(言い換えれば教養)をもっています。これらに関する事例では、ストーリーガイドに質問すればいろいろ教えてくれるはずです。もちろん役柄や社会的位置としても重要。
 定式呪文は対悪魔用が半数を占めています。これらは非常に強力ですが、悪魔の絡まないシナリオでは空振りになりますので、万能型の術法修得を生かした即興呪文や、一連のMentem(精神)の定式呪文で凌ぎましょう。また、他のマギとは違って、少々の神聖オーラは苦にしませんので、人里や教会でも楽々と呪文をかけることができます。

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