多彩なる幻を身にまといて。
全体像:
妖精界を専門とするメリニータ派に属し、五官を惑わす技に長けています。平素から自らに完璧な幻影の魔法をかけており、その真の姿を知る者は誰一人としていません。
奇妙な習慣はそれにとどまらず、いわゆる"取り替え子"をされてひねくれた妖精に育てられたせいか、良くも悪くも人間社会の枠に入りません。けれどもそれさえ、果たして、真実なのか偽装なのか…。渦をまく夢幻の奥底には、いったい何があるのでしょう?
特性値:
【知性】+2、【知覚】 0、【魅力】 0、【交渉】
0
【筋力】-2、【体力】 0、【器用】+4、【反応】+1
美点と欠点:
- 固執(-1):独自の定式呪文"偽りの姿"をいつも用いて、無垢な子供の姿をまとっています。
- 恐れ(-2):幻で塗りこめた真実の姿が白日の下にさらされることを、病的に恐れています。
- 悪い評判(-1):その奇矯な習慣と正体不明さから、教団内でも不審の目で見られています。
- 黄昏ポイント(-1):自らに幻影魔法を常用しているため、魔力が少しずつ蓄積されてしまっています。
- 魔法に影響されやすい(-1):あらゆる魔法抵抗と自然抵抗に−3ペナルティ。
- 魔法との親和(+3):Imaginem(像)魔法に長けています。同名の能力がボーナスに。
- 巧みの術法(+1):Imaginem(像)魔法では、発声や身振りを省いてもペナルティは通常の半分です。
- 妖精に育てられた(+1):ひねくれた妖精に"取り替え子"されました。人間社会からずれています。
- 妖精魔法(+1):妖精の操る特殊な魔法です。これに属する魔法にボーナス。
- 悪癖(-1):幻影魔法を濫用した、からかいやいたずらが絶えないという、悪い癖があります。
- 卓越(+2):【器用】が通常人の限界を超えて+4に上がります。
- 自由な表現力(+1):新しい芸術作品を創りだすための全ロールに+3ボーナス。
- 秘密の隠れ場所(+1):元いた森に、自分しか知らないとっておきの隠れ場所があります。
- 華奢なつくり(-3):体つきがひょろりと痩せています。疲労レベルと肉体レベルの数が減ります。
能力:
- 妖精学:2
- 妖精魔法:1
- 組織知識(ヘルメス):1
- 魔術理論:4
- パルマ・マギカ:4
- 著述(ラテン語):3
- ラテン語会話:4
- 会話(母語):4
- 魔法との親和(Imaginem):4
- 認識:1
- 人間知識:1
- 策略:3
- 製作(絵画):4
術法:
Creo:1、Intellego:0、Muto:3、Perdo:3、Rego:3
Animal:0、Aquam:0、Auram:0、Corpus:0、Herbam:0
Ignem:0、Imaginem:21(+4)、Mentem:0、Terram:0、Vim:0
魔術師の証:
トリックスター的な効果。
呪文:
- "幻影の獣"(CrIm 20)
- "人の姿をした幻影"(CrIm 25)
- "真と偽のイメージを見きわめ"(InIm
30)
- "遠方のイメージの召喚"(InIm
25)
- "偽りの姿"(MuIm 30):自身,年,個:自身の姿を五官にわたって変化させる。
- "音を覆って沈黙を"(PeIm 10)
- "像ずらしの錯覚"(ReIm 10)
- "魔術師のサイドステップ"(ReIm
10)
- "囚われた声"(ReIm 15)
- "分裂した魔術師のイメージ"(ReIm
30)
持ち物:
絵画道具一式
ウィース:12*Imaginem(古代の神殿の大鏡の欠片)
その他:
自信:3、サイズ:-1、ENC:0
人格特性:天真爛漫(を装っている?)+3
評判:正体不明(ヘルメス教団) 3
狙いロール:+0、集中ロール:+2、速がけの速度:+1
魔法抵抗:20(-3)+様式、ケルターメン:+2、季節あたりのウィース最大数:4
黄昏値:2(自身に幻影魔法を常用2)
プレイの指針:
普段まとう幻影については、好きなように変更してもかまいません。また、呪文は簡単にかけ直せますので、その時々によって気まぐれに変えるというのでもOKです。ただ、キャラクターに忠実であろうとするあまり、それに縛られないようにだけは気をつけて。
Imaginem魔法は厳密には、五官への作用を対象としています。ですから、例えば、Perdo-Imaginem(像を破壊)で透明化が実現できたりするわけです。定式魔法も応用のきくものばかり。しかも、詠唱や身振りがなくとも楽々とかけることができるのです。
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