業火を宿したバーンマスター。
全体像:
フランボー派の中にある二つの流れのうち、火炎系に属しています。いにしえの巨人の血を引く偉丈夫で、生み出す烈火は大伽藍を焼き尽くし、草原を神速で駆け抜けます。
気性もそれに違わず激しいもので、熱しやすく冷めやすく、後先を考えないところがあります。これまでも幾多のトラブルを引き起こしており、教団で問題児扱いされています。もっとも、本人はたいして気にしていませんが。
特性値:
【知性】+2、【知覚】 0、【魅力】-1、【交渉】-2
【筋力】+1、【体力】+1、【器用】+2、【反応】+2
美点と欠点:
- 魔法との親和(+2):火炎魔法に長けています。同名の能力がボーナスに。
- 巧みの術法(+1):Ignem(火炎)魔法では、発声や身振りを省いてもペナルティは通常の半分です。
- 習熟呪文(+1):手慣れた定式呪文がいくつかあり、それらは同時に複数回ぶん投射できます。
- 呪文の高速使用(+1):燎原の火のごとく、凄まじい速度で詠唱できます。
- 魔法の持続が短い(-1):瞬間湯沸器。呪文の持続時間が一段階下がり、増幅もできません。
- 魔法の欠陥(-1):Aquam(水)魔法が苦手で、この術法は常に値が半分として扱います。
- 魔法中毒(-3):魔力を振り回したくてたまりません。呪文を使うたびに【知性】+<集中力>でロールして、呪文のレベルの半分を越えないと、さらに呪文をかけ続けます。
- 巨人の血脈(+5):身長2m半にも及ぶ堂々たる体躯の持ち主。無尽蔵のスタミナを持ちます。
- 宿敵(-1):短気を起こして畑を焼いてしまったため、ある地方領主ともめ事になったことがあります。
- 妖精の悪意(-1):妖精の森を焼き払ったことがあり、妖精たちからひどく恨まれています。
- 悪い評判(-1):短気な性格から何かと問題を起こすので、教団では厄介者と思われています。
- 自信過剰(-1):面倒なものは焼き払ってしまえば片づきます。後は何とかなるでしょう。
能力:
- 組織知識(ヘルメス):1
- 魔術理論:4
- パルマ・マギカ:4
- 著述(ラテン語):2
- ラテン語会話:5
- 会話(母語):4
- 魔法との親和(火炎):5
- 呪文操作:2
- 突破:3
- 集中力:2
- 酒豪:1
術法:
Creo:15、Intellego:0、Muto:0、Perdo:0、Rego:4
Animal:0、Aquam:0(※)、Auram:0、Corpus:0、Herbam:0
Ignem:15、Imaginem:0、Mentem:0、Terram:0、Vim:0
魔術師の証:
背後に燃えさかる炎を背負うように見える。
呪文:
- "真紅の炎の閃光"(CrIg15):習熟済み
- "敵意に満ちた炎の刃"(CrIg20)
- "奈落の炎球"(CrIg35):習熟済み
- "取り囲む炎の環"(CrIg35)
- "熱の灯の視力"(InIg20)
- "ゆらめく炎の言葉"(InIg25)
- "ホーネット・ファイア"(MuIg10)
- "熱炎遮断"(ReIg35):熱に対する吸収値+25を賦与。
- "沸き上がる怒り"(CrMe15)
- "見えない荷運び人"(ReTe10)
持ち物:
ウィース:4*Creo(砂漠の薔薇)、7*Ignem(石綿)
その他:
自信:3、サイズ:+2、ENC:0
人格特性:短気+2、自信過剰+3
評判:トラブルメーカー(ヘルメス教団) 2
狙いロール:+2、集中ロール:+5、速がけの速度:+4(+3)
魔法抵抗:20+様式、ケルターメン:+2、季節あたりのウィース最大数:4
黄昏値:0
プレイの指針:
火は最大の友人であり、暖炉に手をつっこんでも火傷することはありません。
巨人の血脈のおかげで疲労レベルが異常にたくさんありますから、即興呪文ではどんどん疲労して唱えるとよいでしょう。呪文の「速がけ」を行えば、飛んでくる矢などCreo-Ignem(炎を創造)で簡単に焼き落とせます。
煉獄の炎を操るあなたに焼き尽くせないものなど存在しません。習熟してある"奈落の炎球"を「複数がけ」して一気に投げつければ、何でも消し炭になってしまうでしょう。むしろ問題にすべきは、燃やしてしまってよいのか、あるいは燃やすべきか、なのです。
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