四大は我と共に在り。
全体像:
ヘルメス教団の画期的な汎魔術理論に押され、衰退吸収の危機を迎えている精霊使いの一人です。懐の広い雑集派に受け入れられて、形ばかりですが教団に属していることになっています。
地水風火にフィットした精霊使いの術は、汎用の理論ではなかなか真似できません。太古より連綿とつづく伝統に誇りを抱き、それを守っていこうとしています。もっとも、教団のマギからは未開な魔法と蔑まれるばかりで、すっかり人嫌いになってしまいました。
特性値:
【知性】+2、【知覚】 0、【魅力】 0、【交渉】-1
【筋力】 0、【体力】+1、【器用】+1、【反応】+2
美点と欠点:
- 精霊使い(+5):ヘルメス魔法に吸収されながらも独自色を強く保つ、精霊使いの訓練を受けました。理論面は脆弱なものの、地水風火を扱う魔法にボーナス。
- 無秩序な魔法(-4):定命の身で四大を抑えこむことは困難です。魔法のボッチダイが二倍になり、即興呪文で想定レベルから5レベル以上外れたら、呪文の制御を失います。
- 高度の訓練(+3):精霊使いの技を徹底的に仕込まれました。今や血肉となっています。
- 研究上の条件(-3):関係した実物(Aquamなら池など)が眼前になければ研究できません。
- 意志堅固(+1):失われつつある伝統の誇り。意志の力を要する全ロールに+3ボーナス。
- 過敏(-1):精霊使いたちの輝かしい系譜を軽んじるのは、あなたに対するひどい侮辱です。
- 低俗魔術師(-1):正統的なマギというより土着の呪術師に近いため、教団内で蔑まれます。
- 孤高(-1):人づきあいが嫌いです。年を取ればきっと、偏屈じじいと呼ばれることでしょう。
- 研ぎ澄まされた思考力(+1):明晰な思考により、嘘・混乱・ごまかし等の抵抗に+3ボーナス。
能力:
- 魔術理論:3
- パルマ・マギカ:4
- 著述(ラテン語):1
- ラテン語会話:3
- 会話(母語):4
- 魔術との親和(元素精霊):9
- 呪文操作:2
- 突破:4
- 集中力:4
- 人間知識:1
- 伝承知識:1
術法:
Creo:8、Intellego:0、Muto:0、Perdo:4、Rego:5
Animal:0、Aquam:8(+9)、Auram:10(+9)、Corpus:0、Herbam:0
Ignem:10(+9)、Imaginem:0、Mentem:0、Terram:9(+9)、Vim:0(※)
魔術師の証:
一陣の風が吹き抜ける。
呪文:
- "湖の声"(InAq25)
- "霜の橋"(MuAq30)
- "波よ割けよ"(ReAq30)
- "稲妻の詠唱"(CrAu35)
- "舞い上がる風の翼"(ReAu20)
- "炎の眼"(InIg35)
- "熱と炎に対する防護"(ReIg25)
- "座りし心を岩は話す"(InTe30)
- "石を塵に"(PeTe25)
- "見えない荷運び人"(ReTe10)
持ち物:
ウィース:3*Aquam(人魚の鱗)、3*Auram(グリフォンの羽毛)、3*Ignem(石綿)、3*Terram(鍾乳石)
その他:
自信:3、サイズ:0、ENC:0
人格特性:誇り高い+2、高潔+1
評判:低俗魔術師(ヘルメス教団) 3
狙いロール:+3、集中ロール:+5、速がけの速度:+4
魔法抵抗:20+様式、ケルターメン:+2、季節あたりのウィース最大数:3
黄昏値:0
プレイの指針:
教団内では不遇ですが、その中で毅然と精霊使いの伝統を擁護するのが粋というもの。
地水風火に関しては素晴らしい力量を誇っています。即興呪文でも相当なことができるでしょう。逆に、それ以外の部分はてんで駄目ですので、やりたいことがあるときには、何らかの形で地水風火を介して実現できないか考えてみてください。
定式呪文では、"稲妻の詠唱"は必殺の呪文であり、命中すればまず死に至りますからそのつもりで。"見えない荷運び人"の【筋力】+5というのは、大抵の重量を動かせる値です。"炎の眼"は強力ですが、誘導呪物(目標につながるもの:そこから分けた火や薪)が必要ですので、予め細工をしておくなり入手の算段をするなり、作戦を練ってください。
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