骨牌の指し示すものは。
全体像:
かつては市の立つ町から町へと流れ、路傍でタロットを用いる占いをして生計を立てていましたが、師匠に見出されてヘルメス理論を教わり、雑集派に加わることになりました。
祖母から受け継いだタロット占いの技を用いれば、未来を垣間見ることができます。その素地もあって、学んだヘルメス魔法でも、何かを見抜くものが得意になりました。ただ、二つの訓練が混合して、ヘルメス魔法でもタロットが欠かせなくなってしまいました。
経歴から何かと世慣れており、俗世の庶民たちとつきあうのも苦になりません。
特性値:
【知性】+2、【知覚】+2、【魅力】 0、【交渉】+1
【筋力】-1、【体力】 0、【器用】+1、【反応】
0
美点と欠点:
- 霊視(+4):タロットカードを用いて、未来や吉兆を占うことができます。
- 呪文の発動条件(-1):適切なタロットカードに触れないと、魔法を行使できません。
- 魔法との親和(+4):Intellego(知覚)魔法に長けています。同名の能力がボーナスに。
- 旅慣れている(+1):旅回りの占い師をしていたので、この地域のことをよく知っています。
- 社会的な交際(+1):昔とった杵柄で、大道芸人や露天商に知り合いがたくさんいます。
- 恩義(-1):ヘルメス理論による体系的な魔法訓練を施してくれた師匠に、大きな恩があります。
- 低俗魔術師(-1):正統的なマギというより土着の呪術師に近いため、教団内で蔑まれます。
- 限定された魔法抵抗(-2):ヘルメス魔法の様式を扱いきれず、魔法抵抗に活用できません。
- 固執(-1):タロットを失うことは魔法を失うことに等しいので、決して手元から離そうとしません。
- 邪眼(-1):目の色がそれぞれ異なります。俗世の人々からは不吉な者として遠ざけられます。
- 華奢なつくり(-3):痩せてひょろりとしています。疲労レベルと肉体レベルの数が減ります。
能力:
- 魔法との親和(Intellego):4
- 魔術理論:3
- パルマ・マギカ:2
- 著述(ラテン語):1
- ラテン語会話:3
- 会話(母語):4
- 組織知識(ヘルメス):1
- 霊視:4
- 呪文操作:2
- 集中力:3
- 人間知識:3
- 策略:3
- 値切り:3
- 作法:2
- 酒豪:2
術法:
Creo:8、Intellego:10(+4)、Muto:5、Perdo:9、Rego:8
Animal:0、Aquam:10、Auram:0、Corpus:0、Herbam:4
Ignem:0、Imaginem:0、Mentem:0、Terram:0、Vim:0
魔術師の証:
タロットの絵柄が動く。
呪文:
- "水と死の肺"(CrAq15)
- "予言を映す水の呪付"(InAq30)
- "渦巻く水の塔"(ReAq30)
- "真の姿の看破"(InCo15)
- "ぶら下がっている操り人形の持ち上げ"(ReCo15)
- "凄まじき朽ち果て"(PeHe25)
- "無言の問いを投げかけて"(InMe20)
- "無邪気な信頼"(PeMe10)
- "正当な権威のオーラ"(ReMe20)
- "金属障壁の壊滅"(PeTe15)
持ち物:
タロットカード一組
ウィース:3*Intellego(大フクロウの目玉の干物)、3*Perdo(サソリの針)、3*Aquam(人魚の鱗)、3*Mentem(黒蓮の実)
その他:
自信:3、サイズ:-1、ENC:0
評判:低俗魔術師(ヘルメス教団) 3
狙いロール:+4、集中ロール:+6、速がけの速度:+3
魔法抵抗:10、ケルターメン:+2、季節あたりのウィース最大数:3
黄昏値:0
プレイの指針:
占い師としての顔を生かしましょう。タロット占いによって様々なことが分かります(p.74を参照)し、<人間知識><策略><酒豪>といった能力は、俗世の人々に混じっていくとき大変役立ちます。
定式呪文では、"無言の問いを投げかけて"や"無邪気な質問"、"正当な権威のオーラ"といった、対人交渉を強力にサポートする呪文が使えます。その他の呪文は使いどころが限られるものの、決定的な威力を持ちますので、ここぞというところを選んでください。
動詞に相当する「技法」の点数がどれも良好ですから、疲労する気になれば、即興呪文で幅広いの状況に対応できます。ただし、疲労の限界が低いことをお忘れなく。
[戻る]
|