いざ征かん、黄昏の彼岸へ…。
全体像:
神秘主義のクリーアモン派に属し、身体中に刻まれた入れ墨が示すように、魔力に身を浸しています。久しく魔力の精髄を研究しており、魔法の存在を生理的に感じ取れますし、詠唱中の魔法に作用して効能を自在に歪める「メタ魔法」の達人でもあります。
自分の世界に没入している、このような人物に常識を求めるのは土台無理というもので、対人交渉の能力は壊滅的です。口にする言葉は謎めいて難解ですが、腕に施された"知恵の蛇"の入れ墨が物語るように、深遠な真実を秘めているのかもしれません。
特性値:
【知性】+3、【知覚】+2、【魅力】-2、【交渉】-3
【筋力】 0、【体力】+2、【器用】+2、【反応】+1
美点と欠点:
- 呪文の発動条件(-1):入れ墨をなぞりながらでないと、呪文をかけることができません。
- 優秀な呪文発動法(+3):入れ墨をなぞりながら唱えると、定式呪文に+3ボーナス。
- 苦痛を伴う魔法(-3):魔法をかけるたびにひどい苦痛に苛まれます。重なれば行動ペナルティも。
- 魔法との親和(+3):Vim(魔力)魔法に長けています。同名の能力がボーナスに。
- 魔術に関する感受性(+1):場所や物体の魔力を感じ取れます。時には敏感すぎることも。
- 才覚(+2):エニグマを扱う<神秘学>に天才的な手腕を発揮します。
- 目標に邁進(-1):"終末の黄昏"の先に何があるのか解明するために、すべてを捧げています。
- 黄昏ポイント(-1):"魔術師の黄昏"の中で、両腕の入れ墨の蛇が意識を持つようになっています。
- 意志堅固(+1):意志の力を要する全ロールに+3ボーナス。これで魔力の奔流に対抗します。
- あからさまな魔法の天分(-1):天稟が露骨です。一般のマギの倍の社交ペナルティ(−6)。
- 不可解(-1):謎めいた物言いから、他のマギと魔法に関して十分な議論ができません。
- 醜悪(-1):全身に施された入れ墨のため容姿が奇怪です。外見に関する【魅力】判定に−3。
- せむし(-1):背が奇妙にねじ曲がっています。機敏な動きやバランス、外見の判定に−3。
能力:
- 神秘学:5(+2)
- 組織知識(ヘルメス):2
- 魔術理論:4
- パルマ・マギカ:2
- 著述(ラテン語):2
- ラテン語会話:5
- 会話(母語):4
- 呪文操作:2
- 集中力:4
- 伝承知識:1
- 魔術に関する感受性:2
- 魔法との親和(Vim):3
術法:
Creo:3、Intellego:1、Muto:3、Perdo:0、Rego:3
Animal:0、Aquam:0、Auram:0、Corpus:0、Herbam:0
Ignem:0、Imaginem:0、Mentem:0、Terram:0、Vim:21(+3)
魔術師の証:
入れ墨がざわざわと動く。
呪文:
- "エニグマの与えらく"(CrVi30):接触,一瞬,個:対象を強制的に「魔術師の黄昏」に入らせる。難易度6の〈神秘学〉ロールに成功しないと自爆。(出典:HoH)
- "魔法分析"(InVi35):伸腕,一瞬,個:活動中の魔法の技法/様式および効果の大要を知る。
- "反転の鏡(Ig)"(MuVi40)
- "魔法使いの分岐"(MuVi30)
- "魔術師の増強(Co)"(MuVi40)
- "魔術師の増強(射程)"(MuVi40)
- "魔術師の増強(持続時間)"(MuVi40)
- "魔術師の増強(対象)"(MuVi40)
- "世俗の静寂の風"(PeVi35)
- "見張る防護"(ReVi30)
持ち物:
ウィース:10*Vim(銀色の粉末)
その他:
自信:3、サイズ:0、ENC:0
人格特性:比喩を多用 +3
狙いロール:+4、集中ロール:+8、速がけの速度:+3
魔法抵抗:10(-2)+様式、ケルターメン:+3、季節あたりのウィース最大数:28
黄昏値:6(腕の蛇の入れ墨が覚醒5、入れ墨への呪付1)
クリーアモン派の秘儀により、自らの身体へ魔力を込めて、通常の魔術物品創造に等しい成果を得ています。念じるだけで、日の出/日没まで蛇に変身できます。これは一日一回だけです(戻るのはいつでも可)。
プレイの指針:
あなたの専門分野は魔法そのものを扱うことであって、魔法を道具として何かの現象を引き起こすということは望めません。これらの「メタ魔法」は、他のマギが唱える呪文に呼吸を合わせて唱えることで真価を発揮し、分析・増強・反転・分割・遅延・消去と、思いのままです。誰かが呪文を唱える時、まず増強できないか考えてみるのが定石です。
これは逆に言えば、他のマギがいなければ、使える魔法がないということになります。そうしたときには、入れ墨に呪付してある、蛇への変身効果を活用してください。
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