No.1 ビョルネール派 A

酷薄なる冬の狼。荒野の掟と誇り。

全体像:

 自然魔術を重んじるビョルネール派に属しており、特に動物に関わる魔法に優れています。師匠が看てとったあなたの"心獣"は、つやめく灰色の毛皮をした狼でした。
 あなたはまさに狼のごとく、真実を嗅ぎ分け、執拗に追いつめ、そして食らいつくことができます。いつでも狼に変身でき、人間でなく狼の姿でも楽々と魔法を行使します。荒野の動物たちは、狼王というべきあなたに敬意を払ってくれます。
 しかしながら、野生動物たる狼に近づきすぎたため、火炎だけはどうも苦手です。

特性値:

【知性】+2、【知覚】+1(+0)、【魅力】-1、【交渉】-3
【筋力】+1(+1)、【体力】+2(+4)、【器用】 0(+1)、【反応】+3(+1)

※カッコ内は心獣時のもの

美点と欠点:

  • ビョルネールの信奉者(+2):心獣(狼)はあなたの本性です。望めばこれに変身できます。
  • 呪文の高速使用(+1):狼が獲物の喉笛に食いつくごとく素早く詠唱できます。
  • 特別な状況(+1):心獣たる狼の姿をとっているときは、魔法関連のロールに+3のボーナス。
  • 静かな魔法(+2):小声や発声なしで呪文を行使するときのペナルティが半分になります。
  • 目につきにくい魔法(+2):呪文を行使するときに身振りが不要です。
  • 呪文の発動条件(-1):修行の頃からの癖で、狼のようなうなり声を出さないと呪文が使えません。
  • 魔法の欠陥(-3):Ignem(火炎)魔法に関わるすべての値が半減してしまいます。
  • 欠陥のあるパルマ・マギカ(-1):Ignem(火炎)が苦手で、これに対しては魔法抵抗が激減します。
  • 恐れ(-2):心獣のためか炎が嫌いで、その近くではイライラして集中できなくなります。
  • 固執(-1):狼としての本性から、あなたは肉食しかしようとしません。
  • 動物との共感(+1):動物たちの感情や動機を理解できます。天稟も障害になりません。
  • 片目(-1):荒行の中で片方の目を失いました。距離を正確に判断することが難しくなっています。
  • 読書が苦手(-1):荒野で暮らす方が学ぶ事柄は多いもの。本の品質を2点低く扱います。
  • 意志堅固(+1):狼王は屈しません。意志の力を要するすべてのロールに+3のボーナス。

能力:

  • 組織知識(ヘルメス):2
  • 魔術理論:4
  • パルマ・マギカ:3
  • 著述(ラテン語):2
  • ラテン語会話:4
  • 会話(母語):4
  • 形態超越の意志力:4
  • 呪文操作:1
  • 突破:2
  • 運動:3
  • 認識:3
  • 集中力:1
  • 格闘:3
  • 隠密:3
  • 指揮:1
  • 生存術:2
  • 動物との共感:2

術法:

Creo:4、Intellego:5、Muto:9、Perdo:10、Rego:8

Animal:10、Aquam:0、Auram:8、Corpus:0、Herbam:0

Ignem:0(※)、Imaginem:0、Mentem:0、Terram:0、Vim:0

魔術師の証:

一瞬、周囲に冬の冷気が満ちる。

呪文:

  • "伝説の獣に対する防護"(ReAn20)
  • "つながれし獣の駆使"(ReAn30)
  • "ジュピターの響きわたる一撃"(CrAu10)
  • "大気を見はるかす真の視力"(InAu15)
  • "風の鉤爪"(MuAu20)
  • "容赦なき探索"(InCo20)
  • "仇持つ獣の似姿"(MuCo20):心獣を戦闘態勢に。ATKなどにボーナスの他、疲労や負傷の影響を無視できる。(出典:HoH)
  • "森の直観"(InHe10)
  • "幻像の追放"(PeIm20)
  • "震える心臓の恐怖"(CrMe15)

持ち物:

ウィース:6*Animal(ワニの鱗)、4*Auram(グリフォンの羽毛)

その他:

自信:3、サイズ:0(−1)、ENC:0
人格特性:無口な威厳+2、冷酷+1

狙いロール:+2、集中ロール:+3、速がけの速度:+4(+3)
魔法抵抗:15+様式、ケルターメン:+2、季節あたりのウィース最大数:4

黄昏値:0

〈格闘〉:INIT +7、ATK +3、DFN +6、DAM +1、接触、SPC 0
狼の歯と爪:INIT +5、ATK +4、DFN +5、DAM +2、接触、SPC 0
"仇持つ獣の似姿":INIT +5、ATK +9、DFN +5、DAM +7、接触、SPC 0

吸収値:+2/+2/+17(人間/狼/"仇持つ獣の似姿")

プレイの指針:

 狼王として、刃物のような凄みをもってプレイしてください。定式呪文はそれを実現するようなものが揃っています。狼の姿でも呪文行使のペナルティはたった 2点ですから、普段から変身しているのも一手。戦いで本気を出すには、"仇持つ獣の似姿"を使います。
 自然の中でのびのびできる反面、文明圏では窮屈です。その窮屈さを演出しながらも、技能〈運動〉や〈隠密〉、呪文"容赦なき探索"や"震える心臓の恐怖"を生かしてください。

[戻る]