アゼル


(登場:11)

プロフィール:

 ダガーによる殺しの技を磨き抜いた青年。

 悪魔に憑かれた教皇特使アルノー・アマルリックは、自らの指導するアルビジョワ十字軍を助けるべく、ある幼い兄弟を子飼いの刺客として育てた。兄は命を絶ちきる刃の使い手として、弟は兄を標的まで導く影術師として。「神」の敵を暗殺する大義を信じた二人は、絶妙のコンビネーションで幾多の要人を血祭りに上げてきた。

 しかしベジエ市の攻略戦を機に、アゼルの運命は一変する。「全員殺せ! 御神はご自分の民を覚えておられる!」。アルノーはこう叫んで、街を正統も異端もなく皆殺しにしたのだ。問いつめたアゼルに悪魔は正体を現す………。

 敗れたアゼルは翌朝、森の中で目を覚ました。日光が突き刺さり、肩口に押された罪の烙印がしくしくと痛む。夜になって街に戻ってみれば、広場には悪魔崇拝の嫌疑で訴える旨の立て札。アゼルはひっそりとその地を去った。目覚めた場所がなぜ地獄ではなかったのかと訝りながら。

プレイヤー:外道丸氏

 メーヤのプレイヤーです。"天羅万象・零"や"ナイトメア・ハンター"をなさいます。

SGから一言:

 一点強化のあまりにアンバランスな能力ゆえ、キャペとはまた別な意味で設定に苦労しました。史実架空併せていろいろ資料を漁って煮つめたものです。プレイヤーに内緒の隠し設定もいくつかありますのでお楽しみに。

 私はこうした盗賊系のプレイングがきわめて苦手ですので、SGとしての捌きもどうしても拙くなることと思います。フォローをよろしくお願いします。


A.D.1224年冬現在

特性値:

【知性】−3、【知覚】+0、【魅力】+0、【交渉】+0
【筋力】+1、【体力】+0、【器用】+5、【反応】+3

美点と欠点:

《超卓越(器用)》、《才覚(格闘)》×3、《電撃的反応》、《悪魔崇拝者に育てられた》、《呪い(日光に当たると痛む)》、《醜悪》、《邪悪との縁》、《憎悪(悪魔崇拝者)》、《意思堅固》

能力:

〈プロヴァンス語会話〉5、〈ラテン語会話〉1、〈格闘〉7(+3)、〈運動〉1、〈認識〉1、〈登攀〉1、〈早業〉1、〈開錠〉1、〈隠密〉1、〈生存術〉1

戦闘:

〈格闘〉:INIT +14、ATK +15、DFN +13、DAM +1、接触、SPC 0
ダガー:INIT +16、ATK +17、DFN +16、DAM +4、接触、SPC 0

その他:

男性、18歳、自信:3、サイズ:0、ENC:0

身分:《烙印を押された罪人》(−1)

顔の右半分に凄まじい傷跡。左目は髪で隠している。

《呪い》のため、直射日光に当たった肌が焼けるように痛み、1分間当たるたびに「苦痛レベル」を1つ失う。

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