季節行動の単位時間短縮(ハウスルールの提案)アルス・マギカでは、呪文の開発や魔術物品の作成といった研究作業をしようとすると、それがどんなに簡単なものであったとしても、1季節(=3ヶ月)単位でしか行えません。時間的なスパンの長いシナリオや、あるいはセッション間に研究作業を行えるサガでなら、これは何ら障害になりませんが、(特にコンベンションなどでの)単発シナリオで、シナリオ中に時間経過があまり無い事例では、せっかくの研究ルールをまったく使えないことを意味します。 ちょっと勿体ないんじゃないかということで、そうしたシナリオの場合のみ適用して、短時間で少しの研究作業を行えるようにする、選択ルール的なハウスルールをここに提案してみます。ゲームバランスに大きく影響しますので、サガや時間経過の長いシナリオには、このハウスルールは適用すべきではありません。使い捨ての単発セッションでのみお使いください。 ■ハウスルール□まず、研究室関連の行動にかかる時間を、下記のように変更します。
通常のルールではすべての行動が1季節かかると統一し、それで時間の進行を全キャラ揃えていましたが、このハウスルールではそうした進捗の統一をルールからは行わずに、セッション内での時間経過で処理することにします。 研究期間中、それ以外の行動に費やした時間があった場合、ロスタイムの割合を研究値から引きます。この際、「埋め合わせ上限」欄にある時間までは、カウントしなくてかまいません。 □成長関連の行動については、二つ方法があります(絞れませんでした)。 まず一つ目は、通常のルールで1季節で行える成長等を、10日間で行えることとする方法。途中で生じたロスタイムの影響のルールは、完全にカットします。 二つ目は、成長ルールそのものを割り切って排除してしまう方法。どうせ単発ですし、そうでなくても1回やそこらの成長では大きな変化は望めませんからね。 ■運用上の注意このハウスルールに実効を持たせるには、シナリオの面からも、時間的な〆切を他のシステムより緩めに設定するなどの配慮が必要です。 1日ごとに充填品がぽこぽこたくさん増えたり、成長が爆速になったりしますが、後腐れのない単発ならまあかまわないだろうと踏んでいます。むしろ突破口になる手段がなくて、セッションが停滞する方が有害ですしね。 ちなみにこのハウスルール、私自身はまだ実戦で試してみたことはありません(再来週くらいにでも初回投入の予定)。バランス的にやばそうなところとかバグとかありましたら、掲示板にてご助言いただけますと助かります。よろしくどうぞ〜。 ついでに言えば、季節行動では全員が必ず成長関連をするものとしてしまって、サガなどにまでこのハウスルールを入れることも不可能ではないかも。ゲームバランスは大幅に変わりますから、これも試してみないと成否は分かりませんが…。 [戻る] |