報酬はウィース

 シナリオを作成するに当たって、引きこもりなマギどもには研究室を離れて外界に出る動機づけが必要で、それについてはナッキーさんのところのコメント欄が大変ためになります。実際わたしとしても、物語欠点をメインにシナリオを作るとして、引きには「ウィースを得られる」というのが有効だと思うのです(他のRPGで財宝や金銭報酬を出すように、マギがウィースを手に入れられるようにする)。

 基本ルールブックのコヴナント作成の章をご覧になってお分かりのとおり、ウィース源は建設値コストが高く、たくさんは手に入りません。しかしながらサガの章では、少なめでもマギ1人あたり毎年5ポーン前後手に入るように、と指示しています。この落差の意味するところは、冒険(シナリオ)でそれだけウィースをゲットしてこい、ということなのでは。
 無論、ウィース採取自体を主題にするシナリオも良いですし、他のシナリオの副産物で手に入ることだってあるでしょう。現物のウィースはもちろんですが、もっと美味しいのは、シナリオの結果ウィース源を発見したり取得したりすることです!

 コヴナントを育てるサガは大変愉しいものです。ウィースって、アトリエシリーズにおける調合の材料みたいなものですし、またマギ同士での通貨にもなります。ウィース源を開拓し、蔵書や人脈を充実させていって。キャラクターの成長もコヴナントの成長に跳ね返り。このゲームの一番素直な運用の一つだと思います。

 また、私の意見は別として、基本ルールブックの15章と16章はシナリオ作成やサガ運営の指針として良質ですから、ストーリーガイドをなさる方は参考にすると吉です。

[戻る]