貨幣価値ArM始めたばかりのころの情けない実話… わたし(SG):君たちの新興コヴナントは貧乏で、あちこちに負債を プレイヤー:で、それっていくらくらいなの? わたし(SG):うーん、困ったな。現代とは物価のバランスが違うしね。 驚くべきことに、アルス・マギカの第四版ルールブックには、いわゆる物価表が載っていませんでした。あるのは武装水準に関連して、「高価」「標準」「安価」の三段階だけ。私自身はこれを、浮世離れした魔術師が俗っぽい瑣事にかかわらずにいられるように、というコンセプトと受け取っていましたが、しかしそれでも実際のプレイでは何かと不便なのも確かです。「裕福なコヴナントなら予算を湯水のように使って希少な呪付素体を調達できるのではないか」とか、「【発展】の〈収入〉にプラスポイントを入れることで得られる年あたり銀50ポンドの余剰資金には具体的にはどんな使い道があるのか」とか。 実際、こうした声は多かったらしく、ちらほらとフォローする記事が出ていました。たとえば、WGREのp.14には、赤帽士の談話という形をとって、贅沢な暮らしやそのために魔法資源を消費することへのスタンスがあり、また、ストーンヘンジ管区を扱った"Heirs
to Merlin"には、現地の物価表が載りました(p.30には農民や日常生活、p.91には貴族関連)。 しかしおそらく、現段階でもっとも簡便な公式は、 1ポンド=100gpでしょう。 "The Black
Monks of Glastonbury"のp.69に、おあつらえむきの箇所がありまして。このサプリメントは実験的な試みとして、アルス・マギカとD20システムで共用できるように、同一の事柄を両方のルールシステムで記述しているのですが、悪魔と取引して得られる黄金の量について、「(diabolistの)クラスレベルごとに5,000gp、伝承ヨーロッパでは銀50ポンド」となっているのです。 あと、2004/08/19付で出た第五版のプレスリリースの中で、「伝承ヨーロッパの章にはプレイに直接役立つ情報をもっと載せる」というような予告がありました。今度はこういうのも補完されるんでしょうか。 [戻る] |